48() 阪神11R 桜花賞(GI) 1600m

桜花賞 タイトル


【過去10年のデータから(JRA)】

 過去10年の3着以内馬30頭中17頭は、前走でトライアルレースの「チューリップ賞、フィリーズレビュー、アネモネS」に出走していた馬だった。ただし、前走がトライアルレースだった馬の連対率や3着内率は、前走が「その他のレース」だった馬のそれを下回っている。トライアル以外のレースを経由して参戦する馬にもしっかり注目しておきたいところだ。

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 なお、前走が「チューリップ賞、フィリーズレビュー、アネモネS」で、そのレースで「6着以下」に敗れていた馬のうち、桜花賞で3着以内に入ったのは2002年1着のアローキャリー(前走アネモネS8着)のみだった。前走でトライアルレースに出走し、6着以下に敗れていた馬は割り引きが必要だろう。

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 また、前走が「その他のレース」で、そのレースにおいて「2着」以下に敗れていた馬のうち、桜花賞で3着以内に入ったのは2007年3着のカタマチボタン(前走クイーンC2着)、2008年2着のエフティマイア(前走クイーンC6着)の2頭のみだった。前走がトライアルレース以外だった馬を比較する際は、そのレースで優勝を果たしている馬に注目してみたい。

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 過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、JRAの重賞かオープン特別において優勝経験のある馬だった。該当馬は好走率の面でも優秀だ。今年もまずは既にオープンクラスで優勝した経験を持つ馬に注目すべきだろう。

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 ただし、JRAの重賞かオープン特別において優勝経験があった馬のうち、芝1600m以上のJRAの重賞かオープン特別において優勝経験のなかった馬は、3着内率3.8%と苦戦していた。該当馬のうち、桜花賞で3着以内に好走したのは2003年1着のスティルインラブと2005年1着のラインクラフトだけである。既にオープンクラスで優勝経験がある馬でも、そのレースが1600m未満だった馬は割り引いて考える必要がありそうだ。

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 単勝オッズが20倍未満だった馬について所属別成績を見ると、「関東」所属馬の好走率は「関西」所属馬のそれをわずかに上回っていた。上位人気馬を比較する際は、地元の関西馬だけでなく関東馬にも注意を払うべきだろう。

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 ただし、単勝オッズが20倍以上だった馬について所属別成績を見ると、3着以内に好走した9頭のうち7頭は「関西」所属馬だった。前評判の低い馬を比較する際は、関東馬よりも関西馬を高く評価すべきなのかもしれない。

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 騎手別成績を調べると、3着以内となった経験が過去10年で2回以上ある騎手は「安藤勝己」騎手(5回)、「池添謙一」騎手(3回)、「蛯名正義」騎手(3回)、「武豊」騎手(3回)、「福永祐一」騎手(3回)、「四位洋文」騎手(4回)の6名だけだった。一方、「その他の騎手」は連対率2.3%、3着内率7.0%と苦戦している。4勝をマークしている「安藤勝己」騎手をはじめ、桜花賞で好成績を収めている騎手に注目してみるのも面白そうだ。

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 阪神競馬場が改修され、新設された外回りコースの芝1600mで行われるようになった2007年以降の枠番別成績を見ると、「1~3枠」の馬が連対を果たした例はなく、3着となったのも2007年のカタマチボタン(2枠3番)だけだった。2006年以前も内めの枠に入った馬はやや不振だったが、阪神競馬場のコース改修後はその傾向がより強くなっている。今年も「1~3枠」に入った馬は割り引きが必要かもしれない。

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【予想ポイント】

(ローテ)

前走がチューリップ賞(2着)

前走が上記以外のレース(1着)

前走がアネモネSとファルコンSは×

(実績)

重賞勝ち経験

重賞2or OP特別1着経験(全成績を通じて4着以下のない馬のみ)

(人気)

13番人気で決まりやすい

(脚質)

差し・追込馬が有利

(枠番)

4枠よりも外に入った馬