124() 中京11R 東海ステークス(2) 1800m

 

東海S

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

フェブラリーSの重要な前哨戦

東海Sは、約1か月後に行われる春のダート王決定戦・フェブラリーSの重要な前哨戦に位置付けられている。例年、地方競馬を含めたダート重賞戦線で実績を残してきた実力馬や、今後の重賞戦線での活躍を目指す馬の参戦もあり、非常に見どころの多い一戦になっている。今回は、開催時期が1月に移された2013年以降過去3年の東海Sと、2006年から2012年のこの時期に京都・ダート1800mで行われていた平安Sの結果を参考に、好走馬に共通する傾向を探っていく。

 

5歳馬と7歳馬が活躍

開催時期が1月に移された2013年以降過去3年の東海Sと、2006年から2012年のこの時期に行われていた平安Sの結果をまとめ、その年齢別成績を調べてみると、「5歳」馬の成績がもっとも良く、5頭の連対馬が出ている「7歳」馬も上々の成績となっている。また、過去3年の東海Sだけの年齢別成績を見てみると、3着以内馬9頭中7頭が「5歳」馬か「7歳」馬で、「6歳」馬は13頭出走して1頭も3着以内に入っていない。


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前走のレース別成績は?

過去3年間の東海S出走馬の前走のレース別成績を調べてみると、前走が「チャンピオンズC(ジャパンカップダートの名称で行われた2013年を含む)」、「東京大賞典」だった馬が好成績となっている。この2レースから臨んだ馬が3着以内馬9頭中6頭を占め、残る3頭は「オープン特別、1600万下」から臨んだ馬だが、そのうち2頭は関東で行われたレースからの臨戦馬だった。


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実績馬が優勢

東海Sは、GI GII を勝った実績がある馬の負担重量が多くなる「別定重量」で行われているが、過去3年とも負担重量が「57kg以上」だった馬が優勝し、「56kg」だった馬が2着に入っている。優勝馬3頭には、JRAのGI か地方競馬で行われたJpnI を優勝した実績があり、2着馬延べ3頭には、JRAの重賞を優勝した実績があった。今年も、格の高いレースを優勝した実績のある馬には、注目が必要だろう。


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近走の成績をチェック

東海Sでは「3走前までに、GIII で5着または6着に入っていた」という馬が好相性。過去3年の2着馬は、すべてこの条件に該当していた。今年も出走各馬の近走成績をチェックしておくことをおすすめしたい。


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