1122() 京都11R マイルチャンピオンシップ(1) 1600m

 


マイルチャンピオンシップ

 


【過去10年のデータから(JRA)】

 


波乱含みのマイル王決定戦 「京都競馬場開設90周年記念

ジャパン・オータムインターナショナル第32回 マイルチャンピオンシップ」

マイルチャンピオンシップでは、第1回から第11回まで11年連続して単勝1番人気馬が連対を続けるなど、上位人気に支持された馬の活躍が目立っていた。しかし、近年の結果を振り返ってみると2010年に13番人気のエーシンフォワードが優勝、2011年には11番人気のフィフスペトルが2着、2014年は8番人気のダノンシャークが優勝と、波乱の決着となるケースが目立っている。果たして今年はどのような結果が待っているのか、過去10年の結果からレースの傾向をチェックしていきたい。

 

4歳馬と5歳馬が中心

過去10年の年齢別成績を調べると、「4歳」馬と「5歳」馬が好成績となっている。2着馬延べ10頭はすべて「4歳」か「5歳」の馬で占められており、今年も注目が必要だろう。それに対し、「3歳」馬は35頭が出走して3着2回と苦戦している。また、「7歳以上」の馬で3着以内に入ったのは、2009年の優勝馬カンパニー(8歳)だけだ。


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馬番別の成績に注目

過去10年の成績を馬番を2つごとに分けてチェックしてみると、「5、6番」と「7、8番」に連対馬が集中していることがわかった。ただし、「5、6番」、「7、8番」、「9、10番」からは3着馬が出ていない。この辺りの分布も参考にできそうだ。


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前走のレース別の成績は?

過去10年の前走のレース別成績を調べてみると、連対馬延べ20頭中15頭は前走で「天皇賞(秋)」、「スワンS」、「富士S」のいずれかに出走していた。その中でも、好走率では「天皇賞(秋)」組の数値が上位となっている。ちなみに、「その他のレース」から4頭の連対馬が出ているが、その内訳は、優勝馬2頭が京都大賞典と府中牝馬S、2着馬は2頭とも毎日王冠からの臨戦馬だった。


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さらに、前走で「天皇賞(秋)」、「スワンS」、「富士S」に出走していた馬の、そのレースでの着順別に成績をまとめてみると、連対馬延べ15頭中13頭はそれらのレースで「1着」または「6~9着」だった。今年も前走でこれらのレースに出走していた馬の着順は要チェックと言えそうだ。


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同年の安田記念で4着以下だった馬の巻き返しに注意

過去10年のマイルチャンピオンシップでは、「同年の安田記念で4着以下に敗れていた」馬が、2011年を除いたすべての年で連対している。同じ芝1600mのGI ではあるが、両レースの間にはコース形態など相違点も多いだけに、マイルチャンピオンシップを検討する上で、上半期のマイル王決定戦・安田記念の結果はしっかりと振り返っておきたいところだ。


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