426() 東京11R フローラステークス(2) 2000m

 

フローラS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

牝馬クラシック第二弾オークスのトライアルレース

「第50回 サンケイスポーツ賞 フローラステークス(オークストライアル)

フローラSは、牝馬クラシック第二弾オークスのトライアルレースとして乙女たちが覇を競う一戦だ。2010年の優勝馬サンテミリオンが、続くオークスで後に3歳牝馬三冠を達成するアパパネとの歴史的同着優勝を果たしたのをはじめ、過去10年の勝ち馬10頭のうち4頭が本番のオークスで3着以内に入っている。樫の女王の座を懸けた一戦に駒を進めるのはどの馬か。過去10年の結果から、レースの傾向を分析する。

 

前走の単勝人気に注目

過去10年の出走馬の、前走の単勝人気別に成績をまとめると、勝率で10%以上の数値をマークしたのは、前走で「1番人気」・「2番人気」だった馬で、「3~5番人気」だった馬からは優勝馬が出ていない。また、2009年以降の過去6年では、前走「1番人気」馬が5勝、同「2番人気」馬が1勝で、同「3番人気以下」だった馬の優勝がないことは、覚えておいても損はないだろう。


F1
 

近走で大きく負けていない馬を重視

過去10年の出走馬が過去3走以内で敗戦したレースでの、最も大きかった勝ち馬とのタイム差に着目して成績を調べると、優勝馬10頭には過去3走以内に敗戦経験があった。また、敗戦時の勝ち馬との最も大きかったタイム差が「0秒9以内」だった馬と、「1秒0以上」だった馬の好走率には大きな開きがある。さらに、2009年以降の過去6年の優勝馬はすべて、最大タイム差が「0秒6以内」だった。これらのデータから、近走で敗戦した際の勝ち馬とのタイム差が小さかった馬を重視すべきだろう。なお、過去3走で敗れた経験の無い馬(キャリア2戦以下の馬を含む)は、3着以内に入っていないという点も覚えておきたいところだ。


F2
 

前走4コーナーでの位置取りは要チェック

過去10年の出走馬の、前走の4コーナーの位置別成績を調べると、好走率が最も高いのは「10番手以下」組となっている。3着内率では各グループの数値に大きな差はないが、勝率では「10番手以下」組が一歩抜けた数値をマークしている。一方、「4番手以内」組からは優勝馬が1頭しか出ていない。この辺りの偏りも参考にできそうだ。


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