3月1日(日) 中山11R 中山記念(G2) 芝1800m
【過去10年のデータから(JRA)】
国内外のビッグレースにつながる一戦
「第89回 中山記念」
2011年の優勝馬ヴィクトワールピサは、続くドバイワールドCを制覇。昨年の優勝馬ジャスタウェイは、次走でドバイデューティフリーを圧勝。中山記念は日本のみならず、世界のビッグレースにつながる一戦として、大きな注目が集まっている。今年もハイレベルなメンバーが集まり、上位拮抗の争いが期待できそう。過去10年の結果から、レースの傾向をチェックしていくことにしよう。
上位人気馬が優勢
過去10年の単勝人気別成績を調べると、単勝1、2番人気馬の成績がやや低調ではあるものの、3着以内馬30頭中20頭を「1~4番人気」の馬が占めており、基本的には上位人気馬が優勢となっている。ちなみに、8番人気以下で連対したのは、不良馬場で行われた2010年の上位2頭(1着トーセンクラウン、2着テイエムアンコール)だけ。また、2006年(バランスオブゲーム)と2007年(ローエングリン)には6番人気馬が勝利しているが、その両馬には、すでにGII を複数回優勝した実績があった。
前走の着順別成績にも特徴あり
前走の着順別に成績を調べると、過去10年の中山記念で勝利したのは、前走が「1着」、「4着」、「6着以下」だった馬だけ。2着馬は前走が「2着以内」か「6着以下」だった馬だけとなっており、かなり偏った分布になっている。ちなみに、前走「1着」馬のうち、中山記念で単勝1番人気に支持された馬は6頭いたが、2着以内に入ったのは2011年のヴィクトワールピサ(1着)だけだ。
前走のレース別成績もチェック
過去10年の中山記念で好成績を残しているのは、前走が「前年秋に行われたJRAの3歳以上のGI・JpnI」だった馬たち。それに対し、「その他のGI・JpnI」から臨んだ馬は、1頭も3着以内に入っていない。また、前走が「GII・JpnII」だった馬も苦戦気味。その他では、前走が「GIII・JpnIII」だった馬の成績が良好で、その中でも「西日本地区のGIII・JpnIII」に出走していた馬が上々の数字となっている。
4走前までの成績にも注目
中山記念では、「4走前までにGII・JpnII またはGIII・JpnIII を単勝2番人気以内で連対していた」という馬が、16頭の出走馬の中にこれに該当する馬がいなかった2010年を除き毎年連対している。今年もこの条件の該当馬が出走しているかどうか、チェックしておくことをおすすめしたい。
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