111() 京都11R スワンステークス(2) 1400m

 

スワンS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

波乱の決着が多いマイルチャンピオンシップの前哨戦!

「第57回 毎日放送賞 スワンステークス」

2004年以降のスワンSにおいて、3連単の配当が1000倍を下回ったのは2008年(884.9倍)と2011年(394.2倍)の2回だけ。また、3連単が導入される前の2002年と2003年も3連複の配当が500倍を超える高配当となっていた。ちなみに、単勝オッズ3倍未満の支持に応えて優勝を果たしたのは1999年のブラックホーク(単勝オッズ1.6倍)が最後で、2000年以降は単勝オッズ3倍未満の馬が〔0・0・0・3〕、5倍未満の馬が〔2・1・1・14〕と、上位人気馬が苦戦を強いられている。波乱続きの一戦で注目すべき馬を探るべく、今回は過去10年のレース結果から好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

 

若い馬が優勢!

過去10年の年齢別成績を見ると、「4歳」馬が3着内率40.0%と優秀な好走率をマークしている。2007年と2012年には「4歳」馬が1~3着を独占し、2006年と2013年は出走馬のうち唯一の「4歳」馬だった馬が2着に好走していた。


S1
 

また、単勝オッズが20倍以上だった馬の年齢別成績を見ると、「3歳」馬がもっとも高い好走率をマークしている。2013年に単勝オッズ20.5倍で優勝を果たしたコパノリチャードも「3歳」馬だ。異なる世代の馬同士を比較する際は、比較的若い馬を重視すべきだろう。


S2
 

先行力の高い馬に注目!

過去10年の優勝馬10頭中6頭は、前走がJRAのレースで、そのレースの4コーナーを「3番手以内」で通過した馬だった。該当馬は3着内率28.6%と好走率も高い。


S3
 

なお、JRAのレースで4コーナーを3番手以内で通過して優勝した経験のなかった馬は延べ32頭いたが、連対を果たした馬はおらず、3着に入ったのも2011年のオセアニアボスだけである。先行力がそれほど高くない馬は評価を下げたいところだ。


S4
 

臨戦過程がポイント!

過去10年の3着以内馬30頭中22頭は、前走で「JRAの重賞」に出走していた馬だった。一方、前走で「JRAの重賞以外」のレースに出走していた馬は3着内率12.1%と苦戦している。


S5
 

ちなみに、前走が「JRAの重賞以外」のレースだった馬のうち、そのレースで「2着以下」に敗れていた馬は3着内率4.5%とより低調な成績に終わっていた。前走がオープン特別や条件クラスのレースだった馬を比較する際は、そのレースを勝利していた馬を素直に重視すべきだろう。


S6
 

一方、前走が「JRAの重賞」だった馬について、そのレースの着順別に成績を調べると、「8着以下」に敗れていた馬の好走率が「7着以内」だった馬の好走率を上回っていた。前走が「JRAの重賞」なら、着順がいまひとつだった馬にも注目しておきたい。


S7
 

一流のスプリンターは過信禁物!?

過去10年のスワンS出走馬のうち、同年のスプリンターズSで7着以内に入ってた馬は19頭いたが、なんとすべての馬が4着以下に敗れている。


S8
 

また、同年の高松宮記念で3着以内に入っていた馬は8頭いたが、こちらも好走例はなかった。同年のスプリントGI である程度の着順に入っている馬が上位人気に推されるケースも少なくないだけに、そのような実績を持つ馬を比較、検討する際には十分注意したいところだ。


S9