104() 阪神11R シリウスステークス(3) 2000m

 

シリウスS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

待ち構える秋の大舞台へ向け飛躍を期す一戦! 

「第18回 シリウスステークス」

阪神競馬場のダート2000mを舞台に争われるようになって今年で8年目を迎えるシリウスS。この一戦の後には、地方競馬で行われるJBCクラシックや、今年から中京競馬場で開催されることとなったチャンピオンズC(昨年までジャパンカップダートの名称で開催)といった、ダートのビッグレースが控えており、それらのレースを占う意味でも目が離せない。今回は現在の条件で行われるようになった2007年以降の過去7年の結果から、レースの傾向を探っていく。

 

前走の上位人気馬が強い!

過去7年の前走の単勝人気別成績をまとめると、優勝馬7頭は前走で「5番人気以内」の支持を受けた馬によって占められていた。3着内率では前走「1番人気」組が50.0%、「2番人気」組が35.7%、「3番人気」組が37.5%と高い数値をマークしている。前走で上位人気に推されていた馬は、このレースでも注目しておきたい。


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前走での1着馬とのタイム差に注目!

次に、過去7年の出走馬について、前走で1着だった馬の成績と、2着以下に敗れていた馬については1着馬とのタイム差別に成績を調べてみたところ、3着内率で前走「1着」馬がトップとなっていた。2着以下に敗れていた馬は、1着馬とのタイム差が大きくなるほど、数値は低下する傾向にある。このレースでは、前走を優勝していた馬か、2着以下だった馬の場合は1着馬とのタイム差に注目すると面白いかもしれない。


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負担重量も要チェック!

過去7年の負担重量別成績を調べると、興味深いデータが得られた。優勝馬は「5356キロ」のエリアからしか出ておらず、2着馬は「55キロ以上」の馬からしか出ていない。また、3着馬も7頭中6頭が「55キロ以上」だった。好走率を見ると、勝率は「5354キロ」組が断トツだが、連対率・3着内率では「56.5キロ以上」のエリアが大きく上回っている。


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さらに、過去7年の1、2着馬の負担重量を比較すると、いずれの年においても1着馬の負担重量は2着馬よりも軽かった。今年もこの傾向が続くのか、気になるところだ。


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