824() 札幌11R 札幌記念(G2) 2000m


札幌記念
 

【過去10年のデータから(JRA)】


北の大地が白熱するサマー2000シリーズ第4戦!

「JRA60周年記念 第50回 札幌記念」

GI ホースの参戦も多く、毎年ハイレベルなメンバーが集う札幌記念。近年の勝ち馬を見ると、2005年のヘヴンリーロマンスと2011年のトーセンジョーダンは次走の天皇賞(秋)で、2006年のアドマイヤムーンは翌春に遠征したドバイで、そして2010年のアーネストリーは翌年の宝塚記念でGI 初制覇を果たしているように、このレースでの勝利をきっかけに大舞台の主役へと上り詰めて行く馬も少なくない。また、2006年からはサマー2000シリーズの対象レースとして、シリーズチャンピオンの行方を占う重要な一戦となっている。今回は、函館競馬場(芝2000m)で行われた2013年を含む、過去10年の結果を元にレースの傾向を探っていこう。


前走のレースに注目!

前走のレース別成績からチェックしていくと、勝率で「宝塚記念」組と「クイーンS」組の2グループだけが20%以上をマーク。3着内率では「海外の重賞」組と「宝塚記念」組が50%以上の高い数値を叩き出し、「クイーンS」組と「日本ダービー・オークス」組が28.6%でそれに続いている。3着以内馬の数では「函館記念」組が9頭を送り出しトップとなっているが、好走率の面では前記した各グループを下回る数値となっている。ちなみに、「函館記念」組の3着以内馬9頭中8頭は、同レースで3着以内に入っていた。


S1

3~5歳馬が優勢!

次に年齢別成績を見ると、「3~5歳」の各グループが勝率で10%以上、連対率で20%以上をマークしている。なかでも、「4歳」馬と「5歳」馬は3着内率で30%を超える数値をマークしており、「6歳以上」の各グループと比べると、その差は歴然としている。今年も傾向通り「3~5歳」の馬が活躍がするのか、それとも「6歳以上」の馬が意地を見せるのか、興味深いところだ。


S2

近5走以内の中距離重賞実績が重要!

近5走以内に出走した芝20002200mの重賞での最高着順別に成績を調べると、「1着」組が7勝を挙げ、好走率でトップとなっている。しかも、この7勝は負担重量が定量に変更された2006年以降の過去8年間で挙げたもの。近走で中距離重賞を制した実績を持つ馬には、引き続き目を光らせる必要がありそうだ。

S3