727()中京11R中京記念(3) 1600m


中京記念


【過去10年のデータから(JRA)】


波乱が続くサマーマイルシリーズ開幕戦!

「第62回 トヨタ賞中京記念」

新装された中京競馬場の芝1600mで行われるようになった過去2年の中京記念では、1着馬と2着馬がともに単勝5番人気以下で、3着以内に10番人気以下の馬が1頭食い込み、3連単が20万円を超える高額配当となっている。新設されたばかりのコース設定や、サマーマイルシリーズの開幕戦でもあり多彩なメンバーが集まることで波乱となりうる要素を多く含んでいるといえるのかもしれない。そのあたりは今年も頭に入れて予想に臨むことが必要だろう。今回は、改修後の中京競馬場で2012年3月から2014年3月末までの間に、芝1600mで行われた2・3歳限定と牝馬限定を除く500万下より上のクラスのレース(計28レース)を対象に傾向を探っていこう。


まずは単勝人気別の傾向をチェック

中京競馬場がリニューアルオープンしてからまだ2年少々。中京記念がこの条件で行われたのは2回だけだ。ということで、まずは「中京・芝1600m」の全体的な傾向をチェックしていこう。対象とした28レースの単勝オッズ別成績をまとめてみると、過去2回の中京記念がそうであるように、全体的に下位人気馬の台頭が多く、とくに「10.014.9倍」と「20.029.9倍」が妙味あるエリアとなっている。


馬番別の成績もチェック

中京競馬場の芝1600mは2コーナー奥のポケット地点からのスタートとなるため、スタート後に第2コーナーがあるという形状。ペース配分を考えつつ、全体の流れにうまく乗ることが好走へのポイントと言えそうだが、そのカギのひとつとなるのが馬番。対象とした28レースの馬番別の成績を調べてみると、全体的に極端な差はないが、「1~2番」がやや劣勢で、「1314番」もいまひとつとなっている。また、馬番ごとに調べてみると、「16番」が【4・2・1・15】で、勝率18.2%、連対率27.3%、3着内率31.8%と好成績。過去2回の中京記念でも、「16番」の馬が2着以内に入っている。


前走の距離別の成績は?

対象とした28レースの前走の距離別成績をまとめてみると、300m以上の距離延長および短縮で臨んだ馬はいまひとつ。好成績を挙げているのは前走との距離差が200m以内の馬だ。中でも、「14001500m」組より「1600m」組のほうが好走率が高く、さらに「1600m」組より「1800m」組のほうが高い数値となっているのは興味深い。


この経験もプラス?

過去2回の中京記念では「3走前までに芝16001800mのハンデキャップのGIII に出走していた」馬が連対している。昨年は該当馬が6頭出走して、そのうち2頭が2着と3着に入り、一昨年は2頭が該当し、そのうち1頭が2着と注目できそうなデータになっている。


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