622() 函館11R 函館スプリントステークス(3) 1200m

 

函館SS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

多くのチャンピオンを輩出してきたサマーシリーズ開幕戦!

「第21回 函館スプリントステークス」

今年も函館スプリントSからサマーシリーズが開幕する。2006年からスタートしたサマースプリントシリーズでチャンピオンに輝いた馬のうち、2006年のシーイズトウショウ、2010年のワンカラット、2012年のパドトロワは、この函館スプリントSで上位に入りポイントを獲得した馬だった。また、2007年から始まったサマージョッキーシリーズでチャンピオンとなった騎手のうち、2007年の角田晃一騎手、2009年の秋山真一郎騎手、2010年の藤岡佑介騎手、2013年の岩田康誠騎手も、やはりこのレースでポイントを獲得している。シリーズ全体の趨勢を左右するであろう一戦の結果を占うべく、今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

 

前走好走馬が堅実!

過去10年の3着以内馬30頭中延べ15頭は、前走で「3着以内」に好走していた。該当馬は3着内率34.9%と好走率も高い。前走の着順が良かった馬は素直に評価すべきだろう。


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前走で先行していた馬が優勢!

過去10年の3着以内馬30頭中延べ21頭は、前走が新潟・芝直線1000mを除くJRAのレースで、そのレースの4コーナーを「5番手以内」で通過していた。該当馬は3着内率33.9%と好走率も優秀だ。前走のレースぶりを比較する際は、道中の位置取りにも注目してみたい。


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コース適性がポイント!

函館の芝1200m(2009年の出走馬は札幌の芝1200m)で行われた1000万下から上のクラス、かつ3歳以上のレースにおいて優勝経験がある馬は、3着内率34.3%と優秀な好走率をマークしていた。ちなみに、昨年の1~3着馬はいずれもこの条件を満たしていた。過去のレースでコース適性の高さを証明している馬は信頼できるようだ。


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内枠優勢!

過去10年のうち函館の芝1200mで行われた年(20042008年、20102013年)の枠番別成績を見ると、「1~3枠」の馬が3着内率34.1%と優秀な好走率をマークしていた。特に「1枠」の馬は3着内率50.0%と非常に堅実だ。今年もまずは内めの枠に入った馬に注目すべきだろう。

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