6月1日(日) 東京12R 目黒記念(G2) 芝2500m
【過去10年のデータから(JRA)】
波乱の決着が増えてきた伝統のハンデキャップ重賞!
「第128回 農林水産省賞典 目黒記念」
過去10年の目黒記念で単勝1番人気馬は3勝している。ただし、過去5年に限れば単勝1番人気の支持に応えて優勝したのは2012年のスマートロビンだけで、残る4回の優勝馬はいずれも単勝4番人気以下の伏兵馬だった。なお、単勝8番人気のミヤビランベリが制した2009年は、3着に単勝17番人気のハギノジョイフルが入り、3連単63万7440円の高額配当決着となっている。格の高いレースで善戦してきた実績馬はもちろん、前評判が低い馬や軽ハンデの馬にも注目したい一戦だ。今回は過去10年の結果からレースのポイントを探ってみよう。
同年の実績に注目!
過去10年の3着以内馬30頭中17頭は、同年に行われたJRAのレースにおいて優勝経験のある馬だった。該当馬は3着内率27.4%と好走率もまずまず優秀だ。
なお、同年に行われたJRAのレースにおいて優勝経験がなかった馬のうち、同年にJRAの重賞かオープン特別において3着以内に入った経験もなかった馬は3着内率8.5%と苦戦している。まずは年明け以降の戦績に注目してみたい。
前走の内容がポイント!
前走の着順別成績を見ると、前走で「1着」だった馬は3着内率30.8%と比較的優秀な好走率をマークしていた。
また、前走がJRAのレースだった馬について、そのレースの上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績を見ると、前走で出走メンバー中「1位」の上がり3ハロンタイム(推定)をマークしていた馬は3着内率36.4%と堅実だった。臨戦課程を比較する際は、前走を勝ち切っていた馬や、メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークしていた馬に注目すべきだろう。
先行力のある馬は前評判が低くても要注意!?
単勝6番人気以下だった馬の4コーナーでの位置別成績を見ると、4コーナーを「5番手以下」で通過した馬は優勝例がなく、2着となったのも2004年のトレジャーだけだ。単勝5番人気以内の馬は中団や後方からのポジションからも頻繁に好走しているが、前評判の低い馬同士を比較する際は先行力の高そうな馬に注目すべきかもしれない。
近年は若い馬が優勢
過去7年の年齢別成績を調べると3着以内馬21頭中17頭は「5歳以下」の馬だった。一方、「6歳以上」の馬は3勝を挙げているものの3着内率6.8%と苦戦している。近年の傾向を重視するなら、比較的若い馬を高く評価したいところだ。
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