3月30日(日) 中山11R マーチステークス(G3) ダ1800m
【過去10年のデータから(JRA)】
波乱の可能性も十分のハンデキャップ重賞!
「第21回 マーチステークス」
2005年以降、9年連続で単勝6番人気以下の馬が2着以内に入っているマーチS。その間、単勝6番人気以下の馬同士でワンツーとなったことが5回あり、一昨年は最低人気馬が2着に入るなど、大波乱となることも多い重賞だ。となれば、逆に予想の面白さは十分あると言えそう。今年も出走各馬を幅広くチェックして臨むべき一戦だろう。
やはり伏兵陣に注目
マーチSは下位人気馬の台頭が多くみられる一戦ではあるが、単勝オッズ別に成績をまとめてみると、「20倍以上」で優勝したのは、2008年のナナヨーヒマワリ(29.6倍)だけとなっている。また、2着馬は10頭中9頭が「10倍以上」、3着馬はすべて「20倍未満」のエリアから送り出されている点も特徴的だ。今年もこのあたりの特徴をフォーメーションに取り入れる手がありそうだ。
負担重量別成績にも特徴あり
ハンデキャップ競走として行われるマーチS。そこで負担重量別に成績をまとめてみると、負担重量が「54キロ以下」という比較的軽いハンデだった馬は2着と3着が各1回と苦戦気味。「55~56.5キロ」の範囲は良好な成績となっているが、「57キロ」組は3着以内がゼロとなっている。しかし「57.5キロ以上」のエリアは好成績。このあたりも興味深い分布だといえる。
前走上位馬が優勢
過去10年のマーチS優勝馬のうち9頭は、前走で「4着以内」だった。2着には前走「5着以下」から巻き返した馬が5頭入っているが、全体的には前走で上位の着順に入っていた馬が優勢という傾向は覚えておきたい。
最近の実績にも要注目
過去10年のマーチSでは、2009年と2011年を除き、「4走前までにダート1600m以上のレースを、57キロ以上の負担重量で勝利していた馬」が連対している。ハンデキャップ競走で波乱傾向があるレースだが、近走でそういった実績を残していた馬には今年も注目できそうだ。
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