223() 東京11R フェブラリーステークス(1) 1600m

 

フェブラリーS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

ダート戦線のスターホースが激突する2014年最初のJRAGI

「第31回 フェブラリーステークス」

2002年以降のフェブラリーS優勝馬12頭中、このレースがJRA、地方のダートグレード競走を通じて自身初のGIJpnI 制覇だったのは、2005年のメイショウボーラーと2007年のサンライズバッカスだけである。なお、メイショウボーラーは2003年の朝日杯フューチュリティSで、サンライズバッカスは2005年のダービーグランプリ(盛岡)で2着となった経験があった。2001年以前はGIJpnI で好走経験のない馬の優勝も少なくなかったが、近年は実績馬が圧倒的に優勢だ。今年もすでにGIJpnI で活躍してきた馬が貫禄を見せるのだろうか。それとも、意外な伏兵馬が台頭して波乱を演出するのだろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

 

 ダートのGIJpnI で好走経験のある馬が中心!

過去10年の3着以内馬30頭中14頭は、JRAの競馬場で行われたダートのGIJpnI において3着以内となった経験のある馬だった。該当馬は3着内率36.8%と好走率も優秀だ。


F1
 

なお、JRAのダートのGIJpnI において3着以内に入った経験がなかったフェブラリーSの3着以内馬16頭中11頭には、地方競馬のダートグレード競走のGIJpnI において3着以内に入った経験があった。まずはダートのビッグレースで上位に食い込んだ経験がある馬を重視すべきだろう。


F2
 

前走好走馬が優勢!

過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、前走でも3着以内に入っていた。一方、前走で「4着以下」に敗れていた馬は3着内率6.1%と苦戦している。臨戦過程を比較する際は、前走の着順が良かった馬に注目してみたい。


F3
 

なお、前走の着順が「4着以下」だった3着以内馬5頭中、2004年3着のスターリングローズを除く4頭は前走で「東京大賞典」に出走していた。前走で「東京大賞典」以外のレースに出走し、「4着以下」に敗れていた馬は評価を下げたいところだ。


F4
 

古馬になってから芝のレースに実績がある馬は割り引き!?

過去10年のフェブラリーS出走馬158頭中、「3歳以上」または「4歳以上」の条件で行われたJRAの芝のレースにおいて優勝経験のある馬は延べ27頭いたが、2004年3着のスターリングローズを除く26頭はいずれも4着以下に敗れている。ダート戦線の有力馬が集まるレースだけに、古馬になってからも芝のレースを主戦場としてきた馬は割り引きが必要かもしれない。


F5
 

若い馬が好成績!

年齢別成績を見ると、勝率、連対率、3着内率が最も高いのは「5歳」馬で、2番目に高いのは「4歳」馬だった。一方、「7歳以上」の馬は優勝例がなく、「9歳以上」の馬は3着以内に入った例もない。異なる世代の馬同士を比較する際は、比較的若い馬を重視すべきだろう。


F6
 

近年は内枠優勢!

2010年以降の枠番別成績を見ると、「1~3枠」の馬が3着内率29.2%と比較的優秀な数値をマークしていた。2009年以前は外めの枠に入った馬も健闘していたが、近年の傾向を重く見るなら、内めの枠を引いた馬に注目してみたい。


F7