22() 京都11R シルクロードステークス(3) 1200m

 

シルクロードS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

波乱含みのGI 前哨戦!

「第19回 シルクロードステークス」

昨年は3着に単勝11番人気のメイショウデイムが入り、一昨年も3着に16番人気のケンブリッジエルが食い込んだ。それぞれの年の優勝馬はドリームバレンチノ(2番人気)、ロードカナロア(1番人気)と、上位人気に支持されその後のGI 戦線でも好走する実力の持ち主ではあったが、3年前にも2着に14番人気のアーバニティが入っていることも含め、ここ数年下位人気馬の食い込みが続いている点は無視できない。今年もそのあたりを警戒しつつ、過去の傾向から探っていくことにしよう。

 

5歳馬と6歳馬が圧倒的

過去10年で、単勝1番人気に支持された「4歳」馬は7頭。しかし、勝利したのは一昨年のロードカナロアのみで、2~3着に入ったのも2006年3着のアイルラヴァゲインのみ。上位人気に推されながら大敗している「4歳」馬はとても多く、今年も注意すべきところと言える。逆に、好成績を挙げているのは「5歳」馬と「6歳」馬だ。


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枠番別の成績をチェック

過去10年のシルクロードSはすべて16頭立て。そこで枠番別の成績をチェックしてみると、2着馬と3着馬は内枠から外枠までまんべんなく出現しているが、優勝馬は「4枠」と「6枠」に集中しているのが目立っている。


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ハンデが重い馬が中心

負担重量別の成績を見てみると、好走率が高いのは「58キロ以上」のハンデを課された馬。逆に、「53キロ以下」からは3着馬が3頭(いずれも単勝10番人気以下)出ているものの、明らかに苦戦傾向となっている。


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前走の単勝人気別成績にも特徴あり

過去10年のシルクロードSでは、前走で単勝「1番人気」「4番人気」「6~9番人気」だった馬から優勝馬が出ている。前走で「2番人気」だった馬は17頭いるが、2着が最高となっている。また、前走「10番人気以下」から3着以内に食い込んだ馬は6頭いるが、いずれも6歳以上の馬だった。


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前年の京都競馬での成績にも注目

過去10年のシルクロードSでは、2008年を除いて「前年かつ4走前までに、京都競馬場の芝1400m以下のレースで4着以内に入っていた」馬が毎年連対している。どちらかというとスピード能力が優先されると言われる京都競馬場は、コース適性という部分も結果に関係するのかも。今年も出走各馬の京都競馬場での成績をチェックしておくことをおすすめしたい。


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