125() 京都11R 京都牝馬ステークス(3) 1600m

 

京都牝馬S

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

不動の地位を築き上げてきた牝馬重賞!

「第49回 京都牝馬ステークス」

今年で49回目を迎える京都牝馬Sは、5月のヴィクトリアマイルなどを目標とする4歳以上の牝馬によって争われる重賞だ。「京都牝馬特別」の名称で行われていた2000年以前を含め、1983年以降は開催時期がほとんど変わっておらず、降雪の影響でダート変更となった1984年、阪神競馬場で行われた1990年と1994年を除けば、競走条件に大きな変化もない。伝統ある一戦を制し、4歳以上の牝馬戦線でニューヒロインとして注目を集めるのはどの馬だろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通する傾向を分析してみたい。

 

京都コースや1600mの重賞に実績のある馬が優勢!

過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、JRAの重賞で4着以内となった経験がある馬だった。初めてJRAの重賞に挑戦する馬や、JRAの重賞で苦戦が続いている馬は評価を下げるべきだろう。


K1
 

なお、JRAの重賞で4着以内となった経験があった馬のうち、京都競馬場の重賞で4着以内となった経験があった馬は、3着内率34.7%とより高い数値をマークしている。


K2
 

また、同じくJRAの重賞で4着以内となった経験があった馬のうち、2歳・3歳限定を除く芝1600mのJRA重賞で4着以内となった経験がある馬は3着内率36.8%と、経験のなかった馬を大きく上回っている。今回と同じ京都競馬場の重賞や、芝1600mの古馬重賞で実績のある馬はより信頼できるようだ。


K3
 

前走好走馬が強い!

前走がJRAの重賞だった馬についてそのレースの着順別成績を見ると、「4着以内」に入っていた馬が3着内率40.0%と優秀な成績をマークしていた。今年も該当馬がいたらぜひ注目してみたい。


K4
 

一方、前走がJRAの重賞以外だった馬についてそのレースの着順別成績を見ると、「1着」だった馬は3着内率32.1%と比較的優秀な成績をマークしていた。前走がJRAの重賞でなくともそのレースを勝ち切っていた馬は、上位争いをする確率が高いと見るべきだろう。


K5
 

前走の“末脚”がポイント!

過去10年の3着以内馬30頭中13頭は、前走でJRAのレースに出走しメンバー中「2位以内」の上がり3ハロンタイム(推定)をマークしていた。該当馬は3着内率32.5%と好走率も優秀だ。前走のレース内容を比較する際は、各馬の“末脚”に注目したい。


K6
 

近年は若い馬が中心!

過去6年の連対馬12頭は、いずれも「4歳」か「5歳」の馬だった。一方、「7歳以上」の馬は好走例がなく、「6歳」馬も3着内率9.5%と低調な成績に終わっている。以前は「6歳以上」の馬の活躍も目立っていたが、近年の傾向を参考にするならば若い馬を重視すべきだろう。


K7