1130() 中山11R ステイヤーズステークス(2) 3600m

 

ステイヤーズS  タイトル のコピー

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

国内最長距離の平地重賞を舞台にスタミナ比べ!

 「第47回 スポーツニッポン賞 ステイヤーズステークス」

2005年に前年の菊花賞優勝馬デルタブルースが勝利を収めているほか、2009年には菊花賞2着から臨んだ3歳馬フォゲッタブルが1番人気に応えて快勝、2009年春の天皇賞馬マイネルキッツが2011年に勝利するなど、ステイヤーズSのレース名が示すように、長距離を得意とする馬の活躍が目立つ。国内の平地重賞で最も長い距離を舞台に争われるこの一戦には、どうのような傾向があるのか? 過去10年の結果から分析する!

 

前走GIIJpnII 出走馬が強い!

過去10年の前走の条件別成績からチェックしていくと、優勝馬10頭中9頭が前走で「GIJpnI」か「GIIJpnII」に出走していた。唯一「GIIIJpnIII 以下」のクラスからの臨戦で勝利したのは2003年のチャクラ(前走オープン特別のドンカスターS)で、目下9年連続で「GIJpnI」または「GIIJpnII」からの臨戦馬が制している。なかでも「GIIJpnII」組は3着以内馬の頭数や好走率で他のグループを引き離しトップとなっている。今年もこの傾向が続くのか、大いに注目してみたい。


S1
 

勝率上位は3歳と8歳以上!

過去10年の年齢別成績では、勝率で「3歳」馬がトップとなり「8歳以上」の馬が2番手の数値をマーク。3着内率では「8歳以上」馬がトップで、2番手に「3歳」馬がつけている。さらに、過去10年分の成績となる表と過去6年分の成績となる表を見比べてみると、「3歳」馬と「8歳以上」の馬が3着以内に入ったのは、近6年に集中していることがわかった。近年は若い「3歳」世代と、キャリア豊富な「8歳以上」の馬が大きな存在感を放っている。


S2
 

近年は伏兵馬の台頭が多い!

単勝人気別成績をまとめると、過去10年では「2番人気」馬と「4番人気」馬が3着内率60.0%、「1番人気」馬が同50.0%をマークしている。しかし、過去6年に限れば上位人気馬の中で3着内率が50.0%を超えているのは「2番人気」馬のみ。優勝馬の半数が「6~9番人気」から送り出されていることなどから、今年も伏兵馬を軽く扱うと痛い目に遭うかもしれない。


S3