7月21日(日) 中京11R 中京記念(G3) 芝1600m
【過去10年のデータから(JRA)】
夏の最強マイラー決定シリーズが開幕!
「第61回 トヨタ賞中京記念」
昨年から始まった「サマーマイルシリーズ」が、今年もこの中京記念で開幕する。なお、昨年は「対象レースにおいて1勝以上、かつ獲得ポイントが12ポイント以上」の条件を満たす馬がいなかったため、チャンピオンは該当馬なしとなっただけに、“初代”チャンピオンの座を懸けた争いに改めて注目したいところだ。今回は昨年の中京記念を含む、中京競馬場がリニューアルオープンした2012年3月から、今年の2回中京競馬までの期間に行われた中京・芝1600mのレースを参考に、注目すべきと思われるポイントをまとめておきたい。
昨年は“差し馬”や“追い込み馬”が上位に!
昨年の中京記念の3着以内馬3頭は、いずれも前走の4コーナーを「10番手以下」で通過していた。
また、昨年の中京記念の3着以内馬3頭には、いずれもオープンクラスのレースにおいて4コーナー10番手以下の位置取りから優勝した経験があった。昨年の結果を参考にするなら、“差し馬”や“追い込み馬”に注目すべきかもしれない。
先行タイプの馬は割り引き!?
中京競馬場がリニューアルオープンした2012年3月から今年の2回中京競馬までの間に、中京・芝1600mで行われた1000万下から上のクラスの6レースにおける前走の4コーナーの位置別成績を調べてみると、前走の4コーナーを「3番手以内」で通過した馬は連対例がなかった。前項で述べた昨年の中京記念の結果もそうであったように、中京・芝1600mでは先行馬が苦戦傾向にあるようだ。
外めの枠に入った馬が不振!?
中京競馬場がリニューアルオープンした2012年3月から今年の2回中京競馬までの間に、中京・芝1600mで行われた1000万下から上のクラスの6レースにおける馬番別成績を調べてみると、「10~16番」の馬が3着内率9.1%と苦戦していた。なお、優勝馬が出ている馬番は「1番」・「2番」・「3番」・「6番」・「7番」で、「8番」から外の馬番からは優勝馬が出ていない。データの上では外枠が不振の傾向にあることが見てとれる。
前走も1600m前後のレースだった馬が中心!
中京競馬場がリニューアルオープンした2012年3月から今年の2回中京競馬までの間に行われた、中京・芝1600mのレースにおける前走の距離別成績を調べてみると、前走で「1300m以下」のレースに出走していた馬は1頭も3着以内に入っていなかった。また、前走が「1900m以上」のレースだった馬も前走が「1400~1800m」だった馬に比べ苦戦している。まずは前走が1600m前後のレースだった馬に注目したいところだ。
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