32() 中山11R オーシャンステークス(3) 1200m

 

オーシャンS のコピー

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

春のスプリント王へ重要な前哨戦!

「第8回 夕刊フジ賞 オーシャンステークス」

2010年にはキンシャサノキセキが、オーシャンS1着をステップに高松宮記念を制覇。同馬は翌2011年にもこのレース2着から、高松宮記念連覇を成し遂げた。また、2012年は、このレースで4着だったカレンチャンが、次走の高松宮記念で優勝を飾るなど、春のスプリントチャンピオンの座へ向けて、重要な前哨戦となっている。ここでは重賞に格上げされた2006年以降の過去7年の結果を分析しながら、注目のレース傾向にアプローチしていこう。

 

伏兵馬の台頭に要注意!

単勝人気別の成績をまとめると、「1番人気」馬は3着内率こそ42.9%でトップに立っているが、連対率は14.3%の4番手にとどまっている。勝率と連対率で好成績を挙げているのは「2番人気」・「3番人気」馬だが、「6~9番人気」馬も、連対率で「1番人気」馬を上回る17.9%を記録しており、伏兵馬の台頭には留意しておいた方が良いかもしれない。


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前走の4コーナーの位置に注目!

前走の4コーナーの位置別成績(前走が直線競馬のレースは除く)に着目すると、1着馬7頭は前走「2~5番手」組と「10番手以下」組の2グループによって占められていた。しかも近3年は「10番手以下」組が3連勝を果たしている。連対率・3着内率では「6~9番手」組がそれぞれ19.2%、23.1%でトップに立っている点は頭に入れておきたいが、こと1着馬については、今年もこの傾向が続くのか、興味がそそられる。


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出走馬の臨戦過程もチェック!

近3走における芝1400m以下の重賞の出走回数別成績をチェックすると、連対率では「3回」の16.7%、「2回」の14.3%が上位の数値を記録しているが、3着内率では「0回」の21.1%、「1回」の20.0%が逆転している。ただし、2010年以降の過去3年において、連対馬延べ6頭は、いずれも「2回以上」組から出ており、近3走以内で芝1400m以下の重賞に出走回数の多い馬の方が、より優勢であることは、覚えておいても損はないだろう。


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