127() 京都11R シルクロードステークス(3) 1200m

 

シルクロードS のコピー

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

短距離界の頂点へ続く道をたどれ!

「第18回 シルクロードステークス」

2008年の覇者ファイングレインは次走で高松宮記念に勝利し、2012年の勝ち馬であるロードカナロアは、続く高松宮記念は3着に敗れたものの、秋にはスプリンターズSを快勝、暮れの香港スプリントでは日本馬初となる歴史的な勝利を収めた。今年もこのレースから、短距離界を背負って立つスターホースが誕生するのか、興味は尽きない。それでは過去10年の結果から、レース傾向を探っていこう。

 

真ん中寄りの馬番が優勢!

まず馬番別の成績である。出走頭数は2003年こそ14頭立てだが、それ以降の過去9年はフルゲートの16頭立てで争われている。その中で馬番「1~4番」は勝ち馬1頭、「1316番」は勝ち馬なしと不振の一方で、中寄りの馬番「5~8番」は勝率10.0%、「9~12番」は同12.5%の高い数値を誇っている。3着内率でも「5~8番」と「9~12番」は「1~4番」と「1316番」を大きく上回っており、優勢は明らかとなっている。


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前走の4コーナーの位置に注目!

前走の4コーナーの位置別成績では、3着内率こそ前走「1~3番手」・「4~9番手」・「10番手以下」で大差は見られなかったが、勝率では「10番手以下」がトップ数値の8.9%、それに「1~3番手」7.1%で続き、「4~9番手」の3.6%を引き離していた。しかも、2006年以降の過去7年の勝ち馬は前走「1~3番手」から4頭、「10番手以下」から3頭が送り出されており、今年も前走の4コーナーの位置には、大いに注目する必要がありそうだ。


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前々走と前走の人気も要チェック!

前々走と前走の単勝人気別成績では、「2走ともに1番人気」馬が該当馬4頭のうち3頭が優勝し、勝率75.0%の好成績を挙げている。勝ち馬はほかにも「前々走より前走の人気が上」組から4頭、「前々走より前走の人気が1つ下」組から1頭、「前々走より前走の人気が2つ以上下」組から2頭が送り出されているが、「前々走より前走の人気が2つ以上下」組は2005年のプレシャスカフェ以降、勝ち馬が出ていない。今年もこの傾向が続くのか、前々走と前走の単勝人気は、チェック項目からは外せないだろう。


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前走1番人気馬が圧倒!

2007年以降の過去6年において、前走の単勝人気を調べると優勝馬6頭中5頭が「1番人気」で、勝率50.0%の優秀な数値をマークしていた。まずは前走「1番人気」馬を最優先に、チェックすることが欠かせないだろう。


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