予想不可能!? by ぶちょお

2015年12月

1227() 中山10R 有馬記念(1) 2500m

 

有馬記念

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

年末の風物詩として親しまれる国民的ビッグイベント

「有馬記念(第60回 グランプリ)」

昨年の有馬記念は出走馬16頭のうち10頭がGI ウイナー、残る6頭のうち5頭はGI で2着の経験がある馬という豪華なメンバー構成によって争われた。優勝したジェンティルドンナは1着賞金2億円を獲得して、生涯の獲得賞金が172603400円(付加賞を含む)となり、テイエムオペラオー(1835189000円)に次ぐ歴代2位となった。売上げ額、賞金額ともに世界有数のスケールを誇るドリームレースを制し、競馬ファンから喝采を送られるのはどの馬だろうか。今回は過去10年のレース結果から、優勝馬や3着以内馬に共通するポイントを分析してみたい。

 

前走好走馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中20頭は、前走の着順が「4着以内」だった。一方、前走で「5着以下」に敗れていた馬は3着内率13.5%とやや苦戦している。基本的には前走の着順が良かった馬を重視すべきだろう。


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なお、前走の着順が「5着以下」だった馬の中で3着以内に入った延べ10頭は、いずれも前年以降に中山競馬場で行われたGIJpnI またはGIIJpnII で3着以内に入った経験がある馬だった。今回と同じ中山競馬場のレースに十分な実績がある馬でないと、「5着以下」からの巻き返しは期待できないようだ。


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基本的には内めの馬番が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中16頭は、馬番が「1~6番」だった。該当馬は3着内率27.6%と、好走率も「7~16番」より高い数値となっている。どちらかと言えば内寄りの馬番に入った馬の相性が良いレースだ。


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なお、馬番が「7~16番」だった馬の中で連対を果たした延べ8頭のうち、2008年2着のアドマイヤモナークを除く7頭は、同年の6月以降にJRAのGIJpnI で連対経験がある馬だった。6月以降のGI 戦線で優勝争いに加わっているほどの勢いや実績のある馬でないと、「7~16番」から好走するのは難しいようだ。


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6歳以上の馬やキャリア豊富な馬は割り引き

過去10年の3着以内馬延べ30頭中26頭は、年齢が「5歳以下」だった。一方、「6歳以上」の馬は3着内率が11.1%にとどまっているうえ、2008年2着のアドマイヤモナーク(7歳)を除くと連対例がない。異なる世代の馬を比較する際は、比較的若い馬を重視すべきだろう。


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また、過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、通算出走回数が「20回以下」だった。一方、通算出走回数が「21回以上」だった馬は3着内率が10.5%にとどまっており、連対を果たしたのは2008年2着のアドマイヤモナーク(44回)と2009年1着のドリームジャーニー(23回)だけだ。たとえ年齢が「5歳以下」であっても、キャリアが豊富な馬は評価を下げたい。


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同年の実績や距離適性に注目

過去10年の3着以内馬延べ30頭は、いずれも同年のJRAの18002500mのGIJpnI またはGIIJpnII で3着以内入った経験がある馬だった。この実績を持っていない馬は苦戦必至と見るべきだろう。


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なお、過去10年の優勝馬10頭は、いずれも同年のJRAの牝馬限定を除く20002200mのGIJpnI またはGIIJpnII で3着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率31.2%と好走率も高い。同年に、前記した条件のレースで好走した経験のある馬は比較的信頼できるようだ。


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過去10年の優勝馬延べ10頭は、いずれも前年以降に中山、阪神、中京(リニューアルオープン後の2012年以降のみ)競馬場で行われた20002400mのGIJpnI またはGIIJpnII で3着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率27.4%と、その経験がなかった馬を好走率で大きく上回っている。なお、2010年以降の5年間に限れば、〔5・5・4・32〕で連対率(21.7%)、3着内率(30.4%)と好走率がアップしている。ゴール前の直線に急坂が待ち構えているコースで好走経験がある馬は高く評価したい。


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1227() 中山9R ホープフルステークス(2) 2000m

 

ホープフルS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

来春のクラシックへの登竜門

「第32回 ホープフルステークス」

ラジオNIKKEI杯2歳Sは翌年のクラシック戦線を占う出世レースとして知られていたが、2014年から中山競馬場に舞台を移し、GII に格上げのうえレース名をホープフルSに変更して行われることとなった。過去10年の優勝馬の中から4頭のクラシックホースが誕生しており、今年も来春のクラシック戦線を賑わす素質馬が出走してくることだろう。今回は、中山・芝2000mで行われていた20052013年のオープン特別・ホープフルSと、20052013年のラジオNIKKEI杯2歳S(2005年はラジオたんぱ杯2歳S)の結果を参考に、好走馬に共通する傾向を分析していく。

 

単勝人気別の傾向は?

20052013年に行われたオープン特別のホープフルS9回分の単勝人気別成績をまとめると、3着内率では「2番人気」馬が66.7%でトップに立っているのに対し、「1番人気」馬は同44.4%とやや苦戦している。下位人気馬に目を向けると、「6~9番人気」と「10番人気以下」の馬から計8頭の3着以内馬が送り出されている。


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また、20052013年のラジオNIKKEI杯2歳S(2005年はラジオたんぱ杯2歳S)の単勝人気別成績を調べると、3着内率で「1番人気」馬と「2番人気」馬が77.8%と高い数値をマークしている。その他では「4番人気」馬が3勝を挙げている点や、「6~9番人気」馬から3着以内馬が6頭送り出されている点が目立っている。昨年のホープフルSは、2番人気のシャイニングレイが優勝したが、2着には8番人気のコメート、3着には9番人気のブラックバゴが入っている。2番人気以内の馬が好走するケースが多いが、下位人気馬が上位に食い込むケースも想定しておいた方がよさそうだ。


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デビュー戦1着馬が優勢

20052013年に行われたオープン特別のホープフルS出走馬のデビュー戦の着順別成績を調べると、3着以内馬27頭中14頭をデビュー戦「1着」馬が占めており、好走率でもトップの数値をマークしている。


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また、20052013年のラジオNIKKEI杯2歳Sと2014年のホープフルS出走馬のデビュー戦の着順別成績を調べると、3着内馬30頭中17頭をデビュー戦「1着」馬が占めており、こちらもデビュー戦で勝利していた馬が優勢となっている。昨年のホープフルSも、デビュー戦を勝利して1戦1勝で臨んだシャイニングレイが優勝した。今年も、出走各馬のデビュー戦での着順はチェックしておきたい。


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500万下・オープンクラスでの実績が重要

20052013年のラジオNIKKEI杯2歳Sと2014年のホープフルS出走馬の、JRAの500万下またはオープンクラスでの最高着順別成績を調べると、「1着」「2着」の2グループが、好走率でその他のグループを引き離している。出走各馬の実績を比較する際は、JRAの500万下またはオープンクラスで連対経験のある馬を重視したい。


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1226() 阪神11R 阪神カップ(2) 1400m

 

阪神カップ

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

下位人気馬の台頭が続くGII

「第10回 阪神カップ」

阪神Cは、2006年の創設以降、毎年単勝8番人気以下の馬が3着以内に入っている。3連単の配当も、第2回以降はすべて10万円を超えている。今年も、マイル戦線とスプリント戦線から臨む多彩な面々による、難解な一戦になりそうだ。過去9年のデータを検証して、好走馬に共通する傾向を探っていこう。

 

単勝人気別の成績をチェック

過去9年の単勝人気別成績を調べると、8番人気の馬が4勝しているのが特徴的。そのほかの5回は4番人気までの馬が勝利しているが、2着には5番人気以下の馬が延べ8頭入っている。冒頭に記したとおり、阪神Cは8番人気以下の馬が毎年3着以内に入っているレースだけに、今年も下位人気馬には注意を払っておくべきだろう。ただし、単勝オッズ別の成績を見てわかるとおり、30倍以上の馬は劣勢となっている。


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同年春シーズンの出走歴に要注目

過去9年の阪神Cでは、「4~6走前に、同年春の1400mのレースに出走していた」という戦歴を持つ馬が2010年を除いたすべての年で連対している。スプリント~マイル路線から出走馬が集まるレースだが、1400mへの出走歴や適性という面にも目を向けておきたいところだ。


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前走のGI で大敗していた馬が好相性?

過去9年の出走馬のうち、前走でGIJpnI に出走していた馬について、そのレースの着順別に成績をまとめてみると、3着以内馬延べ17頭中13頭は前走のGIJpnI 10着以下に敗れていた。また、ここ5年は「阪神Cが3か月以上の休養明け3走目で、前走が二桁着順、前々走が2~4番人気だった」という馬が毎年連対している。今年もこの条件に合致する馬が出走してきたら、注目してみるのも面白いかもしれない。


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