予想不可能!? by ぶちょお

2015年10月

111() 東京11R 天皇賞(秋)(1) 2000m

 

天皇賞(秋)

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

精鋭たちが激闘を繰り広げる中距離チャンピオン決定戦

「第152回 天皇賞(秋)」

芝・中長距離のGI 戦線を歩んできたビッグネームだけでなく、サマー2000シリーズや直前の前哨戦で頭角を現した上がり馬、菊花賞を回避して芝・中距離戦線に狙いを定めた3歳馬など、天皇賞(秋)はさまざまな路線から出走馬が集まるレースだ。能力比較が難しいせいか波乱の決着も多く、2005年に単勝オッズ75.8倍(14番人気)のヘヴンリーロマンスが優勝を果たしたほか、ここ4年もそれぞれ単勝オッズ10倍以上の馬が優勝している。伝統ある一戦の勝者として、歴史にその名を刻むのはどの馬だろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

 

東京の芝・中長距離での実績に注目

過去10年の3着以内馬延べ30頭は、いずれもJRAの芝1800m以上のGIJpnI またはGIIJpnII で3着以内に入った経験がある馬だった。マイル以下の距離や、GIII、オープン特別のレースでしか好走経験がない馬は評価を下げるべきだろう。


T1
 

また、上記で挙げた条件に該当した3着以内馬延べ30頭中24頭は、東京・芝1800m以上のGIJpnI またはGIIJpnII で3着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率27.9%と好走率もより高くなっている。今回と同じ東京の芝・中長距離のGI GII で好走経験のある馬は信頼できるようだ。


T2
 

牝馬は堅実

過去10年の出走馬延べ174頭中、「牝馬」はわずか16頭の出走にとどまっているが、そのうち半数の8頭が3着以内に入っている。2005年には単勝14番人気のヘヴンリーロマンスが優勝、同13番人気のダンスインザムードが3着となり、3連単1226130円の高配当決着を演出した。今年も牝馬が出走してきたら注目してみたい。


T3
 

外枠の馬は割り引き

過去8年の枠番別成績を調べると、「8枠」の馬はすべて4着以下に敗れている。また、「7枠」の馬も3着内率9.5%と苦戦しており、2008年の優勝馬ウオッカ以降「7枠」からは連対馬が出ていない。2006年以前は「7枠」や「8枠」の馬も活躍していたが、近年の傾向を見る限り、外枠の馬は割り引いて考えたい。


T4
 

前走のレースと着順がポイント

過去8年の3着以内馬延べ24頭中16頭は、前走が「宝塚記念」または「毎日王冠」だった。一方、前走が「その他のレース」だった馬は3着内率10.5%と苦戦している。まずは「宝塚記念」からの直行組か、前哨戦の「毎日王冠」を経由してきた馬に注目してみたい。


T5
 

なお、前走のレースが「宝塚記念」または「毎日王冠」だった馬のうち、そこで「3着以内」に入っていた馬は3着内率48.0%とさらに高い好走率をマークしている。「宝塚記念」や「毎日王冠」で上位を争った馬は信頼できるようだ。


T6
 

一方、前走のレースが「宝塚記念」や「毎日王冠」ではなかった馬のうち、そのレースで「2着以下」に敗れていた馬は3着内率2.2%と苦戦している。前走が「宝塚記念」や「毎日王冠」以外のレースで、なおかつそのレースで「2着以下」に敗れていた馬は評価を下げるべきだろう。


T7
 

前走で下位人気だった馬は過信禁物

過去5年の3着以内馬延べ15頭は、いずれも前走でJRAのレースに出走し、そのレースでの単勝オッズが「10倍未満」だった。一方、単勝オッズが「10倍以上」だった馬は、該当する延べ42頭がすべて4着以下に敗れている。たとえ前走の着順が良くても、そのレースの単勝オッズの評価が低かった馬は苦戦する可能性が高いようだ。


T8

1031() 京都11R スワンステークス(3) 1400m

 

スワンS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

短距離路線の実績馬が集う難解な一戦

「第58回 毎日放送賞 スワンステークス」

昨年のスワンSは、2004年の3連単導入以降初めてそのオッズが100倍を切る決着となった。しかし、3連単導入以前を含めて当レースでは波乱の決着が続いており、2003年から2006年までは4年連続で10番人気以下の馬が優勝している。2007年以降も人気薄の馬が多数上位に食い込んでおり、今年も伏兵馬が台頭する可能性は十分にあるだろう。まずは過去10年のデータから全体的な傾向をつかんでおきたい。

 

年齢別の成績に特徴あり

過去10年の年齢別成績を調べると、「4歳」馬が5勝2着5回と好成績を収めている一方で、「5歳」馬は2、3着に計8頭が入っているものの、未勝利となっているのが特徴的だ。また、「6歳」馬も2勝を挙げているものの、好走率を見るといまひとつ。ちなみに、「6歳」馬で優勝した2頭には、“前2走がともにGI で、両レースとも8着以下に敗れていた”という共通点があった。


S1
 

馬番別の成績に注目

過去10年の馬番別成績を調べてみると、「1112番」から優勝馬5頭を含む8頭の連対馬が送り出されている。それに対し、「3、4番」と「5、6番」からは、過去10年で3着馬が計3頭出ているのみ。全体的に見ると、真ん中から外の馬番に連対馬が集中している。このあたりの傾向を踏まえつつ、フォーメーションを組んでいく手がありそうだ。


S2
 

単勝オッズ別の成績もチェック

過去10年の単勝オッズ別成績を調べてみると、3着以内馬延べ30頭中、半数の15頭が単勝「10倍以上」の馬だった。好走率の面では「5.09.9倍」のエリアの数字が目立っており、連対率と3着内率で「4.9倍以下」の馬を上回っている。また、単勝3番人気に支持された馬(いずれも単勝オッズ「5.09.9倍」)は、3着内率70.0%と高い好走率をマークしており、1番人気馬の3着内率30.0%、2番人気馬の同10.0%(連対率は0%)と比べても、好調ぶりが目立つ成績となっている。


S3
 

近走の単勝人気と着順の関係に注目

過去10年のスワンSでは、「3走前までに単勝1、2番人気で5着以下に敗れていたか、単勝二桁人気で連対していた」という成績を持つ馬が9頭連対している。これら9頭のうち、当レースで単勝2番人気以内に支持されていたのは、2005年の2着馬サイドワインダーと昨年の優勝馬ミッキーアイル(ともに1番人気)のみ。近走で、上位人気の支持に応えることができなかったり、反対に、低評価を覆して好走した経験のある馬には注意しておきたいところだ。


S4

1031() 東京11R アルテミスステークス(3) 1600m

 

アルテミスS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

2歳女王を夢見る乙女たちの競演

「第4回 アルテミスステークス」

今年で4回目を迎えるアルテミスSは、暮れの2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦に位置付けられている。その2歳女王決定戦や、来春の牝馬クラシック第一冠・桜花賞と同じ芝1600mで争われるとあって、今後の牝馬路線を展望するうえで見逃せない一戦となっている。今回は、20052014年に東京・芝1600mで行われた2歳オープンクラスのレース(過去3回の当レースを含む計11レース)から、参考になりそうなデータをまとめてみた。

   

直近で勝利したレースの距離は要チェック

過去3年のアルテミスS出走馬が直近で勝利していたレースの距離を調べてみると、優勝馬3頭と3着馬3頭はすべて「芝15001600m」のレースを勝利していた。また、2着馬3頭のうち2頭は「芝1800m以上」のレースを勝っており、3着以内馬9頭中8頭は、直近で勝利したレースが芝1500m以上のレースとなっている。直近で勝利したレースが芝1400m以下やダートのレースだった馬は、割り引いて考えたい。


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下位人気馬の台頭も十分

20052014年の過去10年間に東京・芝1600mで行われた2歳オープンクラスのレースは、過去3年のアルテミスSを含め計11レースを数える。その11レースの単勝人気別成績をまとめると、4番人気以内の各グループは3着内率で45%を超える数値をマークしている。それに対し、5番人気以下の各グループは同27.3%以下と、「4番人気」と「5番人気」を境にして3着内率に大きな差がついている。しかし、過去3年のアルテミスSで3着以内に入ったのは、4番人気以内の馬が4頭、5番人気以下の馬が5頭となっており、アルテミスSに限れば下位人気馬の台頭が少なくない点は覚えておいたほうがいい


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4コーナーの位置取りにも注目

20052014年の過去10年間に東京・芝1600mで行われた2歳オープンクラスのレースを対象に、4コーナーの通過順別成績を調べると、好走率で「2~5番手」のグループがトップとなり、3着内率では他のグループを大きく引き離している。それに対し、「先頭」で通過していた馬は、3着以内に入ったのが1頭だけと苦戦気味。直線の長い東京コースだけに、4コーナーを「先頭」で通過してそのまま押し切るのはなかなか難しいようだ。過去3年のアルテミスS優勝馬の4コーナーの通過順を見ると、2012年のコレクターアイテムが11番手、2013年のマーブルカテドラルが8番手と、3年中2年で中団~後方の位置取りだった馬から優勝馬が出ている(2014年のココロノアイは3番手)。

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