2015年08月
8月23日(日) 札幌11R 札幌記念(G2) 芝2000m 予想
8.22 結果
8.22 予想
8月23日(日) 札幌11R 札幌記念(G2) 芝2000m 予想ポイント
8月23日(日) 札幌11R 札幌記念(G2) 芝2000m
【過去10年のデータから(JRA)】
ハイレベルなメンバーが集う夏競馬唯一のGII
「サマー2000シリーズ 第51回 札幌記念」
札幌記念は、1997年にハンデキャップのGIII から別定重量のGII に条件が変更(2006年からは定量)され、それ以降はGI ホースの参戦が多くなってきた。昨年は、桜花賞馬のハープスターとGI・5勝馬(当時)のゴールドシップとの対決が注目を集め、札幌競馬場は超満員の観客で膨れ上がった。今年はどのような名勝負が繰り広げられるのだろうか。今回は、函館・芝2000mで行われた2013年を含む、過去10年の結果からレースの傾向を探っていこう。
伏兵馬にも要注意
昨年の札幌記念は単勝2番人気馬→1番人気馬の順で決着したが、それ以前の9年間は4番人気以下の馬が毎年連対している。そこで、過去10年の単勝オッズ別の成績を調べると、「3.9倍以下」の支持を得た馬の好走例が多い反面、「4.0~6.9倍」のエリアからは連対馬が出ていない。そして、「10倍台」の馬が3勝、「20倍以上」の馬も5頭が連対を果たしているなど、下位人気馬が奮闘していることも見逃せないデータだ。
若い世代が優勢
過去10年の年齢別成績を調べると、優勝馬10頭のうち9頭、2着馬は10頭中7頭が5歳以下と、若い世代が優勢だ。ただし、2009年以降は、毎年6歳以上の馬が3着以内に入っている点には注意が必要かもしれない。とはいえ、好走率では5歳以下の馬が優勢となっているだけに、今年もまずは若い世代に注目したい。
前走のレースもチェック
過去10年の前走のレース別成績を調べてみると、前走GI・JpnI 組の中では「宝塚記念」や「日本ダービー、オークス」からの臨戦馬が好成績で、GIII・JpnIII 組の中では「クイーンS」組と「函館記念」組に好走馬が集中している。それに対し、前走が「GII・JpnII」だった馬はまったくの不振で、該当する12頭すべてが4着以下に敗れている。これらの事から、札幌記念では上半期の総決算「宝塚記念」の出走馬や、3歳クラシック戦線を歩んできた馬、同じ北海道シリーズで行われた「函館記念」、「クイーンS」といった中距離重賞からの臨戦馬に注目すべきだろう。
GI またはGII での着順に要注目
過去10年の札幌記念では、「3走前までにGI またはGII で5~10着に入っていた」馬が2009年を除き連対している。今年も出走馬の臨戦過程をチェックしておきたいところだ。
8月23日(日) 小倉11R 北九州記念(G3) 芝1200m 予想ポイント
8月23日(日) 小倉11R 北九州記念(G3) 芝1200m
【過去10年のデータから(JRA)】
伏兵馬の活躍が目立つシリーズ第4戦
「サマースプリントシリーズ第50回 テレビ西日本賞 北九州記念」
芝1200mのハンデキャップ競走として行われるようになった2006年以降の北九州記念で優勝を果たした馬のうち、単勝オッズが10倍未満だったのは2008年のスリープレスナイト(単勝オッズ2.5倍)だけである。昨年は、単勝オッズ18.9倍(8番人気)のリトルゲルダが優勝を果たしたうえ、2着に同35.3倍(13番人気)のメイショウイザヨイが、3着には同205.7倍のカイシュウコロンボ(17番人気)が食い込み、3連単395万3810円の高額配当決着となった。波乱続きの一戦を制して、サマースプリントシリーズのタイトル獲得に一歩近づくのはどの馬だろうか。今回は、芝1200mで行われた過去9年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを探ってみたい。
“夏馬”を狙え
過去9年の3着以内馬延べ27頭中24頭は、前年または同年の7~9月に行われたJRAのレースで優勝経験がある馬だった。該当馬は3着内率31.6%と、好走率でその経験がなかった馬を大きく上回っている。気温が高い時季だけに、夏季のレースで活躍してきた馬を重視すべきだろう。
小倉・芝1200mへの出走経験がポイント
過去9年の3着以内馬延べ27頭中21頭は、小倉・芝1200mで行われた1600万下、またはオープンクラスのレースに出走経験がある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率10.5%とやや苦戦している。今回と同じ小倉・芝1200mで行われた1600万下から上のクラスのレースに出走したことがない馬は、評価を下げるべきかもしれない。
近走での“末脚”に注目
過去9年の3着以内馬延べ27頭中23頭は、同年2月以降に出走したJRAのレースでメンバー中3位以内の上がり3ハロンタイム(推定)をマークした経験がある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率5.8%と苦戦している。近走の内容を比較する際は、上がり3ハロンの推定タイムが速い馬を重視してみよう。
連対馬の大半はハンデが軽い馬
過去9年の牡・せん馬の負担重量別成績を調べると、「56キロ以上」だった馬は優勝例がなく、2着に入ったのも2006年のゴールデンキャスト(58キロ)だけだった。
また、過去9年の牝馬の負担重量別成績を調べると、「54キロ以上」だった馬のうち連対を果たしたのは2008年の優勝馬スリープレスナイト(56キロ)だけだった。性別にかかわらず、比較的重いハンデを背負った実績馬は過信禁物と見るべきかもしれない。