2015年04月

418() 阪神11R アンタレスステークス(3) 1800m


アンタレスS


【過去10年のデータから(JRA)】


ダート中距離戦線のトップを目指せ

「第20回 アンタレスステークス」

4月に行われるアンタレスSは、5月のかしわ記念(船橋・ダート1600m)や6月の帝王賞(大井・ダート2000m)といった、地方競馬で行われるビッグレースへ向けた前哨戦という一面を持っている。2013年の優勝馬ホッコータルマエは、その後かしわ記念と帝王賞を制するなど活躍を続け、現在もダート路線のトップホースとして君臨している。今回は、京都競馬場で行われていた2011年までの成績を含む、過去10年の結果からデータをチェックしていこう。


上位人気馬が優勢

過去10年の単勝オッズ別成績を調べてみると、「6.9倍以下」の支持を集めた馬が好成績。しかし、それに続く「7.09.9倍」のエリアから2着以内に入ったのは、2005年の優勝馬ピットファイターだけだ。また、「10倍台」の馬は2頭が優勝しているが、好走率の面ではいまひとつ。「20倍以上」の馬は4頭が2着に入っているが、3着内率は6.5%にとどまっており、全体的には上位人気馬が優勢となっている。


A1

4、5歳馬が中心

過去10年のアンタレスSでは、「4歳」馬と「5歳」馬が各4勝を挙げ、勝率は同程度の数値となっているが、連対率と3着内率では、2着馬と3着馬の数で上回る「4歳」馬のほうが高い数値となっている。なお、「7歳以上」の馬は2着が最高で、「8歳以上」の馬に限れば1頭も3着以内に入っていない。


A2

前走の条件にも要注目

過去10年の前走の条件別成績を調べてみると、「オープン特別」から臨んだ馬が5勝と好相性を示している。また、好走率に注目すると、「JRAGIJpnIGIIJpnII」、「地方競馬のGIJpnIGIIJpnII」、「地方競馬のGIIIJpnIII」から臨んだ馬が3着内率で上位となっている。それに対し、前走が「JRAのGIIIJpnIII」だった馬の成績がいまひとつ。なかでも、前走が「マーチS」だった馬は、延べ60頭が出走して、〔0・4・2・54〕と苦戦傾向を示している。


A3

過去2走の成績も要チェック

過去10年のアンタレスSでは、「過去2走のうちどちらか片方のレースを勝利していた」馬が毎年連対している。近走で優勝しているような勢いのある馬に分がある重賞と言えるのかも。今年も近走の成績を重視して検討するのがベターだろう。

A4

桜花賞 結果

5 結果

12 予想

412(阪神11R 桜花賞(1) 1600m

桜花賞 予想
 

ニュージーランドT 結果

阪神牝馬S 結果

11 結果

11 予想

411() 阪神11R 阪神牝馬ステークス(2) 1400m

阪神牝馬S 予想

411() 中山11R ニュージーランドトロフィー(2) 1600m

ニュージーランドT 予想

412() 阪神11R 桜花賞(1) 1600m

 

桜花賞

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

歴史的名牝の素質が開花する牝馬クラシック第一戦

「第75回 桜花賞」

1939年(昭和14年)に創設され、今年で75回目を迎える桜花賞は、イギリスのクラシック競走「1000ギニー」に範をとった3歳牝馬限定のGI 競走だ。近年の優勝馬を振り返ると、2008年の有馬記念を制したダイワスカーレット(2007年)、2010年にJRA賞年度代表馬のタイトルを獲得したブエナビスタ(2009年)、史上初のジャパンカップ連覇を果たしたジェンティルドンナ(2012年)など、のちに牝馬のカテゴリーを超えて大活躍した名牝たちが名を連ねている。伝統ある一戦の勝者として歴史にその名を刻み、日本競馬界を代表する名牝たちと肩を並べるべく、今後のビッグレースに臨むのはどの馬だろうか。今回は、阪神競馬場コース改修前の2006年以前を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。       

 

チューリップ賞組が中心

過去10年の3着以内馬30頭中13頭は、前走で「チューリップ賞」に出走していた馬だった。該当馬は3着内率31.7%と好走率もまずまず高い。また、出走頭数の差はあるものの、前走が「フラワーC」「エルフィンS」「クイーンC」「阪神ジュベナイルフィリーズ」だった馬も比較的優秀な好走率をマークしている。  一方、前走が「フィリーズレビュー」だった馬は3着内率7.3%、「アネモネS」だった馬は3着内率4.2%と、それぞれ苦戦している。両レースは、「チューリップ賞」と同じ桜花賞トライアルだが、この2レースを経由してきた馬は評価を下げるべきだろう。


O1
 

1600m以上のレースに実績のある馬が優勢

過去10年の出走馬について、JRAのオープンクラス・芝1600m以上のレースでの最高着順別に成績を調べると、3着以内馬30頭中21頭はJRAのオープンクラス・芝1600m以上のレースで優勝経験のある馬だった。該当馬は3着内率33.3%と好走率もまずまず高い。一方、JRAのオープンクラス・芝1600m以上のレースに出走した経験のない馬や、最高着順が8着以下だった馬は好走例がなかった。芝の1600m未満のレースやダートのレースにしか実績のない馬は苦戦傾向にあるようだ。


O2
 

キャリアの浅い馬が好成績

過去10年の3着以内馬30頭中15頭は、通算出走回数が「4回以下」だった。「5回以上」だった馬からも15頭の3着以内馬が出ているが、好走率では「4回以下」の馬が大きく上回っている。過去の戦績を比較する際は、少ないキャリアで出走してきた馬に注目すべきだろう。


O3
 

ちなみに、通算出走回数が「5回以上」だった馬で3着以内に入った15頭のうち9頭は、前年の阪神ジュベナイルフィリーズで「6着以内」に入っていた。好走率を見ても、「6着以内」だった馬は、「7着以下、不出走」だった馬を大きく上回っている。キャリア5戦以上の馬については、前年の2歳女王決定戦での成績を参考にしたい。


O4
 

1~3枠に入った馬は割り引き

阪神競馬場がリニューアルオープンし、新設された外回りコースの芝1600mで行われるようになった2007年以降の枠番別成績を調べると、「1~3枠」の馬は連対例が無く、3着に入ったのも2007年のカタマチボタン(2枠3番)だけだ。内めの枠に入った馬より、真ん中から外寄りの枠に入った馬を重視すべきだろう。


O5
 

近年は先行力の高い馬が不振

外回りコースの芝1600mで行われるようになった2007年以降は、前走でJRAのレースに出走し、そのレースの4コーナーを「2番手以内」で通過していた馬が3着内率6.1%と低調な成績に終わっている。


O6
 

また、JRAのレースで4コーナーを2番手以内で通過して連対した経験がある馬も、2007年以降は3着内率10.5%と、その経験がなかった馬に比べ好走率が低い。前走で先行していた馬や、先行策で連対した経験のある馬は過信禁物と見るべきだろう。


O7

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