4月18日(土) 阪神11R アンタレスステークス(G3) ダ1800m
【過去10年のデータから(JRA)】
ダート中距離戦線のトップを目指せ
「第20回 アンタレスステークス」
4月に行われるアンタレスSは、5月のかしわ記念(船橋・ダート1600m)や6月の帝王賞(大井・ダート2000m)といった、地方競馬で行われるビッグレースへ向けた前哨戦という一面を持っている。2013年の優勝馬ホッコータルマエは、その後かしわ記念と帝王賞を制するなど活躍を続け、現在もダート路線のトップホースとして君臨している。今回は、京都競馬場で行われていた2011年までの成績を含む、過去10年の結果からデータをチェックしていこう。
上位人気馬が優勢
過去10年の単勝オッズ別成績を調べてみると、「6.9倍以下」の支持を集めた馬が好成績。しかし、それに続く「7.0~9.9倍」のエリアから2着以内に入ったのは、2005年の優勝馬ピットファイターだけだ。また、「10倍台」の馬は2頭が優勝しているが、好走率の面ではいまひとつ。「20倍以上」の馬は4頭が2着に入っているが、3着内率は6.5%にとどまっており、全体的には上位人気馬が優勢となっている。
4、5歳馬が中心
過去10年のアンタレスSでは、「4歳」馬と「5歳」馬が各4勝を挙げ、勝率は同程度の数値となっているが、連対率と3着内率では、2着馬と3着馬の数で上回る「4歳」馬のほうが高い数値となっている。なお、「7歳以上」の馬は2着が最高で、「8歳以上」の馬に限れば1頭も3着以内に入っていない。
前走の条件にも要注目
過去10年の前走の条件別成績を調べてみると、「オープン特別」から臨んだ馬が5勝と好相性を示している。また、好走率に注目すると、「JRAのGI・JpnI、GII・JpnII」、「地方競馬のGI・JpnI、GII・JpnII」、「地方競馬のGIII・JpnIII」から臨んだ馬が3着内率で上位となっている。それに対し、前走が「JRAのGIII・JpnIII」だった馬の成績がいまひとつ。なかでも、前走が「マーチS」だった馬は、延べ60頭が出走して、〔0・4・2・54〕と苦戦傾向を示している。
過去2走の成績も要チェック
過去10年のアンタレスSでは、「過去2走のうちどちらか片方のレースを勝利していた」馬が毎年連対している。近走で優勝しているような勢いのある馬に分がある重賞と言えるのかも。今年も近走の成績を重視して検討するのがベターだろう。