5月3日(日) 京都11R 天皇賞(春)(G1) 芝3200m
【過去10年のデータから(JRA)】
新緑の淀を舞台に花咲く伝統の一戦
「第151回 天皇賞(春)」
京都競馬場を舞台に行われる天皇賞(春)は、向正面のスタート地点から芝の外回りコースを1周半してゴールへと至る長丁場。過去10年のうち、単勝5番人気以内の馬が上位3着までを独占したのは、2008年の1度だけ。2005年には13→14→4番人気の順で決着して、3連単の配当が193万9420円という超高額配当となった。果たして今年はどのようなレースになるのだろうか。まずは過去10年のデータからチェックしていこう。
伏兵馬に要注意
過去10年の単勝人気別成績を調べてみると、単勝「11~14番人気」の馬が、3勝2着2回の成績を残している点が特徴的だ。それに対し、「1番人気」の支持に応えて優勝したのは、2006年のディープインパクトだけ。単勝オッズ別の成績でも、「3.9倍以下」で勝利したのは同馬のみで、「4.0~6.9倍」だった馬が上位の成績を残している。
特定の前哨戦に好走馬が集中
過去10年の前走のレース別成績を調べてみると、主要な前哨戦となる「日経賞」・「阪神大賞典」・「産経大阪杯」の3レースから3着以内馬30頭中24頭が送り出されている。「京都記念」とオープン特別の「大阪―ハンブルクC」からも連対馬が2頭ずつ出ているが、基本的には前記した3レースが王道ルートと言えるだろう。次に、「日経賞」・「阪神大賞典」・「産経大阪杯」に出走していた馬の、そのレースでの着順別成績を調べると、そこで「1着」だった馬がやはり好成績となっている。
前年秋のGI での単勝人気に注目
天皇賞(春)では、「前年の下半期に行われたJRAのGI で、単勝4~7番人気に支持されていた」という馬が、過去10年のうち2008年を除いたすべての年で連対している。今年も前年秋のJRAのGI で、ある程度の人気に推されていた馬に注目してみる価値はありそうだ。
前年秋の出走歴に注目
天皇賞(春)では、「前年の秋競馬で芝2000m以下の重賞に出走していた」という馬が、過去10年のうち2010年を除いたすべての年で連対している。JRAのGI の中で最長距離の一戦だが、中距離重賞にも出走しているような馬が活躍する傾向にあるようだ。今年もそういった出走歴を持っている馬をマークしておく手はありそうだ。