予想不可能!? by ぶちょお

2014年10月

112() 東京11R 天皇賞(秋)(1) 2000m

 

天皇賞(秋)

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

数々の伝説を紡ぎ出す秋の中距離頂上決戦!

「JRA60周年記念 第150回 天皇賞(秋)」

14番人気のヘヴンリーロマンスが優勝した2005年、ウオッカとダイワスカーレットによるハナ差の大激戦となった2008年、カンパニーが史上初の8歳馬による平地GI 制覇を果たした2009年、ジャスタウェイがその後の飛躍のきっかけとなる勝利を収めた2013年など、このレースでは数々の名勝負が繰り広げられてきた。今年も新たな伝説が生まれるのか? 胸高鳴る激闘を前に、過去10年の結果からレースの傾向を分析する!

 

前走好走馬が圧倒!

まず、前走の着順別成績から見ていくと、優勝馬は10頭中9頭が前走で「1着」か「2着」だった馬から送り出され、連対馬は20頭中19頭が前走で「5着以内」だった馬で占められていた。「3着」組の数値は振るわないものの、前走で「5着以内」に好走していた馬が、このレースでも好結果を残す傾向にあるようだ。


T1
 

前走で上位人気に推されていた馬が優勢!

また、前走の単勝人気別に成績を調べてみると、前走で「1番人気」に支持されていた馬が好走率でトップとなっている。その数値も連対率で25.6%、3着内率では38.5%と、他のグループを大きく引き離すものだ。3着内率では「2番人気」だった馬が21.7%で続いており、「5番人気以下」だった馬は10%に満たない数値となっていることからも、前走で上位人気に推されていた馬はこのレースでも引き続き注目する必要がありそうだ。


T2
 

3~5歳馬が強い!

次に年齢別成績を見ると、優勝馬10頭中9頭が「4歳」と「5歳」の馬で、連対馬20頭中19頭が「3~5歳」の馬から送り出されている。好走率では、優勝こそないものの「3歳」馬が3着内率でトップに立っており、年齢が低いほど3着内率の数値が高くなっている点は興味深い。


T3
 

また、過去10年の1着馬と2着馬は、「1着馬と2着馬が同じ年齢」か「1着馬が2着馬より高齢」という組み合わせでしか決着していないことも、覚えておいて損はないだろう。


T4
 

コース実績に注目!

さらに、東京競馬場の芝1800m以上で行われたGIJpnIGIIJpnII での最高着順別に成績をまとめると、優勝馬10頭中9頭が「2着以内」に入った実績を有していた。なかでも「1着」となった経験のある馬は連対率で36.8%、3着内率で47.4%という素晴らしい数値を叩き出している。このレースと近い条件のレースで高い実績を持つ馬は、今年もノーマークにはできないだろう。


T5

111() 京都11R スワンステークス(2) 1400m

 

スワンS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

波乱の決着が多いマイルチャンピオンシップの前哨戦!

「第57回 毎日放送賞 スワンステークス」

2004年以降のスワンSにおいて、3連単の配当が1000倍を下回ったのは2008年(884.9倍)と2011年(394.2倍)の2回だけ。また、3連単が導入される前の2002年と2003年も3連複の配当が500倍を超える高配当となっていた。ちなみに、単勝オッズ3倍未満の支持に応えて優勝を果たしたのは1999年のブラックホーク(単勝オッズ1.6倍)が最後で、2000年以降は単勝オッズ3倍未満の馬が〔0・0・0・3〕、5倍未満の馬が〔2・1・1・14〕と、上位人気馬が苦戦を強いられている。波乱続きの一戦で注目すべき馬を探るべく、今回は過去10年のレース結果から好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

 

若い馬が優勢!

過去10年の年齢別成績を見ると、「4歳」馬が3着内率40.0%と優秀な好走率をマークしている。2007年と2012年には「4歳」馬が1~3着を独占し、2006年と2013年は出走馬のうち唯一の「4歳」馬だった馬が2着に好走していた。


S1
 

また、単勝オッズが20倍以上だった馬の年齢別成績を見ると、「3歳」馬がもっとも高い好走率をマークしている。2013年に単勝オッズ20.5倍で優勝を果たしたコパノリチャードも「3歳」馬だ。異なる世代の馬同士を比較する際は、比較的若い馬を重視すべきだろう。


S2
 

先行力の高い馬に注目!

過去10年の優勝馬10頭中6頭は、前走がJRAのレースで、そのレースの4コーナーを「3番手以内」で通過した馬だった。該当馬は3着内率28.6%と好走率も高い。


S3
 

なお、JRAのレースで4コーナーを3番手以内で通過して優勝した経験のなかった馬は延べ32頭いたが、連対を果たした馬はおらず、3着に入ったのも2011年のオセアニアボスだけである。先行力がそれほど高くない馬は評価を下げたいところだ。


S4
 

臨戦過程がポイント!

過去10年の3着以内馬30頭中22頭は、前走で「JRAの重賞」に出走していた馬だった。一方、前走で「JRAの重賞以外」のレースに出走していた馬は3着内率12.1%と苦戦している。


S5
 

ちなみに、前走が「JRAの重賞以外」のレースだった馬のうち、そのレースで「2着以下」に敗れていた馬は3着内率4.5%とより低調な成績に終わっていた。前走がオープン特別や条件クラスのレースだった馬を比較する際は、そのレースを勝利していた馬を素直に重視すべきだろう。


S6
 

一方、前走が「JRAの重賞」だった馬について、そのレースの着順別に成績を調べると、「8着以下」に敗れていた馬の好走率が「7着以内」だった馬の好走率を上回っていた。前走が「JRAの重賞」なら、着順がいまひとつだった馬にも注目しておきたい。


S7
 

一流のスプリンターは過信禁物!?

過去10年のスワンS出走馬のうち、同年のスプリンターズSで7着以内に入ってた馬は19頭いたが、なんとすべての馬が4着以下に敗れている。


S8
 

また、同年の高松宮記念で3着以内に入っていた馬は8頭いたが、こちらも好走例はなかった。同年のスプリントGI である程度の着順に入っている馬が上位人気に推されるケースも少なくないだけに、そのような実績を持つ馬を比較、検討する際には十分注意したいところだ。


S9

111() 東京11R アルテミスステークス(3) 1600m

 

アルテミスS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

GI 戦線へと繋がっていく2歳牝馬の登竜門!

「第3回 アルテミスステークス」

2012年に新設され、今年から日本グレード格付け管理委員会の承認によりGIII に格付けされたアルテミスSは、阪神ジュベナイルフィリーズや翌春の3歳牝馬クラシックを目指す馬たちが集結するレース。2013年の桜花賞を制したアユサンは、重賞初挑戦となった前年のアルテミスSで2着に好走していた。また、2014年のオークスで3着に食い込んだバウンスシャッセも前年のアルテミスSに出走していたが、こちらは10着に敗れていた。上位馬はもちろん、大敗した馬を含む出走各馬の今後を占ううえでも注目しておくべき一戦と言えるだろう。今回は過去2年の本レースの成績などから、参考とすべきポイントをまとめてみたい。

 

内枠有利!

過去2年の3着以内馬6頭中、2012年3着のウインプリメーラを除く5頭は「1~4枠」の馬だった。過去2年の結果からは内枠優勢の傾向が見てとれる。


A1
 

9月以降の戦績がカギ!

過去2年の3着以内馬6頭は、いずれも同年9月以降にJRAの芝のレースにおいて連対経験のある馬だった。8月以前のレースから直行してきた馬や、9月以降のレースで苦戦が続いている馬は評価を下げるべきだろう。


A2
 

差し馬や追い込み馬が優勢!

過去2年の3着以内馬6頭中、2012年3着のウインプリメーラを除く5頭は、前走の4コーナーを「5番手以下」で通過した馬である。


A3
 

また、過去2年の3着以内馬6頭は、いずれもJRAのレースで4コーナーを5番手以下で通過し3着以内に入った経験のある馬だった。先行力の高さが持ち味というタイプよりも、馬群中団や後方から末脚を活かすレースを得意とする馬に注目してみたい。


A4

1026() 京都11R 菊花賞(1) 3000m

 

菊花賞

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

未知の距離への適性が問われる波乱含みの3歳クラシック最終戦!

 「JRA60周年記念 第75回 菊花賞」

2011年以降の菊花賞では、いずれも単勝オッズ1倍台の圧倒的な支持を集めた馬が優勝を果たしている。もっとも、21世紀に入ってからの優勝馬13頭中、単勝オッズが2倍未満だったのはここ3年の勝ち馬と2005年のディープインパクトの計4頭のみで、単勝オッズ10倍以上の伏兵馬が7頭と過半数を占めている。出走するすべての馬にとって未知の距離である京都・芝3000mが舞台となるだけに、波乱の決着も珍しくないレースだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

 

京都・芝外回りコースが合いそうな馬を狙え!

過去10年の3着以内馬30頭中20頭は、京都または阪神競馬場の芝・外回りコースにおいて優勝経験のある馬だった。一方、その経験がなかった馬は過去10年間で3着内率9.6%と低調な成績に終わっているうえ、2007年以降は優勝例がなく、2009年以降は3着以内に入った例すらない。右回り、かつ最後の直線が長いコースに実績のある馬を重視したいところだ。


K1
 

神戸新聞杯を経由してきた馬が中心!

過去10年の3着以内馬30頭中19頭は、前走で菊花賞トライアルの「神戸新聞杯」に出走していた馬だった。一方、前走がその他のレースだった馬は3着内率9.6%とやや苦戦している。ちなみに、前走で同じ菊花賞トライアルの「セントライト記念(今年は新潟・芝2200mで開催)」に出走していた馬は〔0・3・2・39〕(3着内率11.4%)と低調な成績に終わっている。前走で「神戸新聞杯」以外のレースに出走していた馬は評価を下げるべきだろう。


K2
 

前走好走馬が強い!

過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、前走でも「3着以内」に入っていた馬だった。一方、前走で「4着以下」だった馬は優勝例がなく、3着内率も7.7%にとどまっている。前走の内容を比較する際は、単純に着順が良かった馬を重視してみたい。


K3
 

GI で連対経験のある馬は堅実

JRAのGIJpnI において連対経験のある馬は過去10年で23頭出走し、うち10頭が3着以内に入っている。ちなみに、2011年以降の優勝馬3頭はいずれもJRAのGIJpnI において連対経験があった馬である。皐月賞や日本ダービーをはじめとするビッグレースで連対した実績のある馬は信頼できるようだ。


K4
 

“乗り替わり”は割り引き!?

過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、前走と同じ騎手が騎乗した馬だった。一方、前走から騎手が乗り替わった馬は3着内率8.3%と苦戦している。騎手の“乗り替わり”はマイナスに働く可能性が高いと見るべきだろう。


K5

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