2014年07月
7月13日(日) 中京11R プロキオンステークス(G3) ダ1400m 予想
7月13日(日) 福島11R 七夕賞(G3) 芝2000m 予想
7.12 結果
7.12 予想
7月13日(日) 中京11R プロキオンステークス(G3) ダ1400m 予想ポイント
7月13日(日) 中京11R プロキオンステークス(G3) ダ1400m
【過去10年のデータから(JRA)】
1番人気馬が崩れない真夏のダート短距離重賞!
「第19回 プロキオンステークス」
1996年から行われているプロキオンSは、単勝1番人気に推された馬が強いレースだ。1番人気馬は1996年の創設以来【7・5・4・2】という成績で、2000年以降の14回に限ればすべての馬が3着以内に入っている。もっとも、2010年以降の1番人気馬4頭はいずれも3着に敗れており、2012年には単勝オッズ119.2倍のトシキャンディが優勝を果たして、3連単30万2950円の高額配当決着になった。ここ数年の傾向を重視するならば、前評判が高くない馬にもしっかりと注目しておきたいところだ。今回は中京・ダート1400mで行われるようになった2012年以降と、阪神・ダート1400mや京都・ダート1400mで行われていた2011年以前を合わせた過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。
同年の戦績に注目!
過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、年明け以降にJRAのオープンクラスのダートのレースにおいて6着以内となった経験のある馬だった。一方、この条件を満たしていなかった馬は3着内率4.2%と苦戦している。年明け以降にオープンクラスで良績を残せていない馬や、地方競馬のダートグレード競走を主戦場としてきた馬は割り引きが必要かもしれない。
芝もこなせるタイプが狙い目!?
過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、JRAの芝のレースにおいて6着以内となった経験のある馬だった。一方、この条件を満たしていなかった馬は3着内率8.6%とやや苦戦している。ダートのレースでしか実績を残していない馬よりも、芝のレースである程度の結果を残してきた馬の方が信頼できるようだ。
牝馬に要注意!
過去10年の出走馬156頭中、「牝馬」は延べ10頭だけだったが、このうち5頭が3着以内に入っている。2012年に単勝オッズ119.2倍の低評価を覆して1着となったトシキャンディも牝馬である。今年も牝馬がエントリーしてきたらぜひ注目してみよう。
中京コースに替わってからは先行馬が優勢!
中京・ダート1400mで行われるようになった2012年以降の優勝馬2頭は、いずれも前走の4コーナーを「4番手以内」で通過した馬だった。一方、前走の4コーナーを「5番手以下」で通過した馬は3着内率11.1%とやや苦戦している。近年の傾向を重視するなら、前走で先行していた馬に注目したいところだ。
7月13日(日) 福島11R 七夕賞(G3) 芝2000m 予想ポイント
7月13日(日) 福島11R 七夕賞(G3) 芝2000m
【過去10年のデータから(JRA)】
サマー2000シリーズ開幕戦!
「JRA60周年記念 第50回 七夕賞」
サマー2000シリーズの開幕戦となる七夕賞。昨年は単勝1番人気のマイネルラクリマが勝利したが、2着に7番人気、3着には14番人気の馬が食い込んだ。また、一昨年は14番人気馬が勝ち、3年前は7番人気馬が優勝。上位人気馬同士での決着がとても少ない重賞だ。その傾向から、今年も伏兵が台頭する可能性が十分考えられる。過去のデータを頭に入れて、好走馬に共通する項目をピックアップしたいところだ。
5歳馬と6歳馬が中心
七夕賞の出走馬は「5歳」馬と「6歳」馬が中心で、過去10年の3着以内馬31頭中24頭が「5~6歳」馬だった。「4歳」馬は過去10年の出走頭数が8頭と少ないが、そのうち単勝人気より上位の着順に入ったのが1頭しかいないという点が気にかかる。また、「7歳以上」の馬もいまひとつの成績となっている。
単勝オッズにも要注目
過去10年の七夕賞における単勝1番人気馬の成績は【3・2・1・4】で、3着内率は60.0%となっている。しかし、単勝オッズ別にみると、単勝「4.9倍以下」のエリアは3着内率43.8%といまひとつ。また、「5.0~6.9倍」のエリアからは優勝馬が出ていないものの、3着馬が6頭もいるというのが特徴的だ。さらに、「15.0~19.9倍」のエリアが勝率でトップとなるなど好成績を残している点にも注目が必要だろう。なお、下位人気馬の活躍が目立つ重賞ではあるが、「50.0倍以上」で3着以内に入ったのは、一昨年の優勝馬アスカクリチャン(14番人気、54.4倍)だけだ。
課されたハンデにも要注意
過去10年の七夕賞では、「52~53キロ」のハンデで臨んだ馬が3勝を挙げているが、その前後の「54キロ」と「51キロ以下」の馬が不振となっているのは覚えておきたいデータと言える。そしてハンデ「57キロ以上」の馬も好成績。ただし「57.5キロ以上」で単勝2番人気以内に支持された馬は4頭いたが、2着と3着が各1頭で、いずれも単勝人気を下回る着順となっていた。
内枠優勢の傾向あり
中山競馬場で行われた2011年を除く過去9回の成績を枠番別にみてみると、内寄りの枠のほうが好成績。もっとも成績が良いのは「4枠」となっている。対して、「6枠」より外から2着以内に入ったのは3頭だけだ。ちなみに、福島競馬場で行われた七夕賞で「8枠」から勝利を飾ったのは、1993年の“韋駄天”ツインターボが最後となっている。
6月以降に出走していなかった馬に要注目
過去10年の七夕賞では、2005年を除いて「同年6月以降に出走していなかった」馬が毎年連対しているというデータがある。気温が上がり、体調管理が難しい時期だけに、連戦続きの馬よりもある程度フレッシュな馬のほうにアドバンテージがあるのかも。そのあたりも含めて検討してみるのも面白そうだ。