2014年07月

83()札幌11Rクイーンステークス(3) 1800m

 

クイーンS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

単勝1番人気馬が3連勝中の牝馬限定重賞!

「第62回 北海道新聞杯 クイーンステークス」

2002年から2010年にかけて、クイーンSは単勝1番人気に推された馬がいずれも2着以下に敗れていた。2005年には3連単311380円、2009年にも3連単176620円の高額配当が飛び出している。しかし、2011年にアヴェンチュラが1番人気馬の連敗を“9”で止めると、2012年と2013年は2年連続で1番人気の支持を集めたアイムユアーズが連覇を果たした。今年も前評判の高い馬が期待に応えるのだろうか。それとも、意外な伏兵馬が高額配当決着を演出するのだろうか。今回は函館競馬場(芝1800m)で行われた2013年を含む過去10年のレース結果から、好走馬の傾向を分析してみよう。

 

JRAのGI で好走経験のある馬が優勢!

過去10年の3着以内馬30頭中延べ19頭は、JRAのGIJpnI において6着以内に入った経験のある馬だった。昨年も8頭の出走馬のうち、この条件を満たした4頭が1~4着と上位を独占した。過去の実績を比較する際は、JRAのGI で上位に入った経験のある馬に注目したい。


K1
 

北海道開催に実績のある馬が好成績!

過去10年の3着以内馬30頭中延べ20頭は、札幌または函館競馬場のレースにおいて優勝経験のある馬だった。該当馬は3着内率34.5%と好走率も高い。北海道開催に実績のある馬は比較的信頼できるようだ。


K2
 

短距離向きの馬に注目!

過去10年の3着以内馬30頭中延べ20頭は、JRAの1600m以下の重賞において6着以内に入った経験のある馬だった。該当馬は3着内率30.3%と好走率も優秀だ。


K3
 

ちなみに、JRAの500万下から上のクラス、かつ1600m以下のレースにおいて優勝経験がある馬も3着内率28.8%と比較的高い好走率をマークしている。中長距離向きの馬よりも、短距離向きの馬を重視すべきかもしれない。


K4
 

余裕のある臨戦過程で出走してきた馬が狙い目!

前走との間隔別成績を見ると、前走から「中8週以上」の間隔で出走した馬が3着内率30.4%と比較的高い好走率をマークしていた。一方、前走から「中3週以下」の間隔で出走した馬は3着内率10.0%と苦戦している。臨戦過程を比較する際は、間隔を空けて出走してきた馬に注目すべきだろう。


K5

83()新潟11Rアイビスサマーダッシュ(3) 1000m


アイビスサマーダッシュ


【過去10年のデータから(JRA)】



日本でいちばん短い距離で行われる芝の重賞!

「第14回 アイビスサマーダッシュ」

2001年に新潟競馬場がリニューアルオープンした際に新設された直線・芝1000mコース。その舞台でトップスピードを競うのがアイビスサマーダッシュだ。とはいえ直線コースの競馬でも、道中の駆け引きは必要。どこで馬に息を入れさせて最後の伸び脚を引き出すかというのは、コンビを組む騎手の腕にかかっている。卓越したスピードだけでは勝利につながらないのは、過去13回で単勝1番人気馬が3勝しかしていないことが証明している。今年もサマースプリントシリーズの第3戦として行われるだけに、現役屈指のスピード自慢が集うことだろう。改めて、過去のデータから好走馬の共通点を探りたい。


外枠が優勢

過去10年の優勝馬10頭のうち6頭は、「7枠」か「8枠」の馬だった。「4枠」より内の枠で勝利したのは2011年のエーシンヴァーゴウ(2枠3番)だけだが、同馬を含み「2枠」からは現在4年連続で3着以内馬が出ている」というデータは覚えておいたほうがいいかもしれない。ちなみに、過去10年のこのレースでは奇数馬番の馬が8勝をマーク。対する偶数馬番の馬は2着が8回と、特徴的な数字になっている。


A1

若い世代が優勢

過去10年のアイビスサマーダッシュで好成績を挙げているのは、「3歳」馬と「4歳」馬。「5歳以上」の馬は勝率、連対率、3着内率で「4歳以下」の馬に比べると、いまひとつの数字になっている。なお、「7歳以上」の馬は、このレースが創設されてから一度も3着以内に入ったことがない。


A2

上がり馬にも要注意

前走の条件別に成績をまとめてみると、前走が「GIIIJpnIII」だった馬が好成績。また、前走が条件クラスだった馬も上々の成績となっているのに対し、「GIJpnIGIIJpnII」からの臨戦馬は苦戦傾向にある。格だけでなく馬の調子や勢いという点にも注目すべきだろう。


A3

オープン特別での内容にも要注目

過去10年のアイビスサマーダッシュでは、2005年を除き「2走前までにオープン特別に出走し、そこで単勝3番人気以下だった」という馬が毎年連対している。また、該当馬9頭のうち8頭はこのレースでも単勝3番人気以下だった。そのあたりを考慮しつつ、狙いを定めてみるのも面白いかもしれない。

A4

エルムS 結果

中京記念 結果

27 結果

27 予想

7月27日(日)中京11R中京記念(G3) 芝1600m

中京記念 予想
 

727()札幌11Rエルムステークス(3) 1700m

 エルムS 予想

26 結果

26 予想

727()札幌11Rエルムステークス(3) 1700m

 

エルムS

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

北の大地でダートの猛者が激突! 

「第19回 エルムステークス」

2004年と2005年に連覇を果たしたパーソナルラッシュは、2004年の秋にダートの本場アメリカのブリーダーズカップクラシックに参戦(6着)、2012年の覇者ローマンレジェンドは同年暮れの東京大賞典(大井)を制するなど、このレースを足がかりに飛躍を遂げ、ダート界の猛者としてトップクラスの活躍を見せる馬も多い。今回は、新潟競馬場(ダート1800m)で行われた2009年、函館競馬場(ダート1700m)で行われた2013年を含めた過去10年の結果をひも解きながら、気になるレース傾向に迫ってみた!

 

近3走の単勝人気に注目!

まず、過去10年の出走馬の近3走における単勝人気を調べ、1~3番人気に推された回数に注目すると、「3回」組が3着内率で46.2%、「2回」組が同33.3%という高い数値を残し、「1回」・「0回」組に大差をつけている。まずは、近3走で上位人気により多く支持されていた馬を重視したほうが得策と言えそうだ。


E1
 

近3走の着順にも目を光らせろ!

次に、過去10年の出走馬の近3走における着順を調べてみたところ、こちらも興味深い傾向が浮かび上がった。近3走で3着以内に入った回数別に成績をまとめると、「3回」組が3着内率で50.0%の高い好走率を叩き出し、「2回」組も同31.0%と上々の数値をマークしている。連対率でも「3回」・「2回」組が20%を超えているのに対し、「1回」・「0回」組は10%に満たない数値となっている。近3走で3着以内に複数回入っている馬は、高く評価する必要があるだろう。


E2
 

3~5歳馬が優勢!

過去10年の年齢別成績では「3~5歳」の3グループがそろって連対率20%以上、3着内率30%以上と、高い好走率を記録している。今年も「3~5歳」馬に寄せられる期待は高くなりそうだ。しかし、昨年2着のエーシンモアオバーなど、「7歳」馬が2着3回をマークし連対率が20.0%に達していることは、憶えておいても損はないだろう。


E3
 

近2走の距離は要チェック!

2009年以降の過去5年間における優勝馬5頭は、近2走がともにJRAのダート16001900mのレースだった。エルムSはダート1700mで行われるが、近走でそれに近い条件のレースに続けて出走していた点は、一つのアドバンテージになるようだ。今年も近走で“JRAのダート16001900mのレース”に続けて出走している馬がいれば、ノーマークにはできないだろう。


E4

727()中京11R中京記念(3) 1600m


中京記念


【過去10年のデータから(JRA)】


波乱が続くサマーマイルシリーズ開幕戦!

「第62回 トヨタ賞中京記念」

新装された中京競馬場の芝1600mで行われるようになった過去2年の中京記念では、1着馬と2着馬がともに単勝5番人気以下で、3着以内に10番人気以下の馬が1頭食い込み、3連単が20万円を超える高額配当となっている。新設されたばかりのコース設定や、サマーマイルシリーズの開幕戦でもあり多彩なメンバーが集まることで波乱となりうる要素を多く含んでいるといえるのかもしれない。そのあたりは今年も頭に入れて予想に臨むことが必要だろう。今回は、改修後の中京競馬場で2012年3月から2014年3月末までの間に、芝1600mで行われた2・3歳限定と牝馬限定を除く500万下より上のクラスのレース(計28レース)を対象に傾向を探っていこう。


まずは単勝人気別の傾向をチェック

中京競馬場がリニューアルオープンしてからまだ2年少々。中京記念がこの条件で行われたのは2回だけだ。ということで、まずは「中京・芝1600m」の全体的な傾向をチェックしていこう。対象とした28レースの単勝オッズ別成績をまとめてみると、過去2回の中京記念がそうであるように、全体的に下位人気馬の台頭が多く、とくに「10.014.9倍」と「20.029.9倍」が妙味あるエリアとなっている。


馬番別の成績もチェック

中京競馬場の芝1600mは2コーナー奥のポケット地点からのスタートとなるため、スタート後に第2コーナーがあるという形状。ペース配分を考えつつ、全体の流れにうまく乗ることが好走へのポイントと言えそうだが、そのカギのひとつとなるのが馬番。対象とした28レースの馬番別の成績を調べてみると、全体的に極端な差はないが、「1~2番」がやや劣勢で、「1314番」もいまひとつとなっている。また、馬番ごとに調べてみると、「16番」が【4・2・1・15】で、勝率18.2%、連対率27.3%、3着内率31.8%と好成績。過去2回の中京記念でも、「16番」の馬が2着以内に入っている。


前走の距離別の成績は?

対象とした28レースの前走の距離別成績をまとめてみると、300m以上の距離延長および短縮で臨んだ馬はいまひとつ。好成績を挙げているのは前走との距離差が200m以内の馬だ。中でも、「14001500m」組より「1600m」組のほうが好走率が高く、さらに「1600m」組より「1800m」組のほうが高い数値となっているのは興味深い。


この経験もプラス?

過去2回の中京記念では「3走前までに芝16001800mのハンデキャップのGIII に出走していた」馬が連対している。昨年は該当馬が6頭出走して、そのうち2頭が2着と3着に入り、一昨年は2頭が該当し、そのうち1頭が2着と注目できそうなデータになっている。


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