8月3日(日)札幌11Rクイーンステークス(G3) 芝1800m
【過去10年のデータから(JRA)】
単勝1番人気馬が3連勝中の牝馬限定重賞!
「第62回 北海道新聞杯 クイーンステークス」
2002年から2010年にかけて、クイーンSは単勝1番人気に推された馬がいずれも2着以下に敗れていた。2005年には3連単31万1380円、2009年にも3連単17万6620円の高額配当が飛び出している。しかし、2011年にアヴェンチュラが1番人気馬の連敗を“9”で止めると、2012年と2013年は2年連続で1番人気の支持を集めたアイムユアーズが連覇を果たした。今年も前評判の高い馬が期待に応えるのだろうか。それとも、意外な伏兵馬が高額配当決着を演出するのだろうか。今回は函館競馬場(芝1800m)で行われた2013年を含む過去10年のレース結果から、好走馬の傾向を分析してみよう。
JRAのGI で好走経験のある馬が優勢!
過去10年の3着以内馬30頭中延べ19頭は、JRAのGI・JpnI において6着以内に入った経験のある馬だった。昨年も8頭の出走馬のうち、この条件を満たした4頭が1~4着と上位を独占した。過去の実績を比較する際は、JRAのGI で上位に入った経験のある馬に注目したい。
北海道開催に実績のある馬が好成績!
過去10年の3着以内馬30頭中延べ20頭は、札幌または函館競馬場のレースにおいて優勝経験のある馬だった。該当馬は3着内率34.5%と好走率も高い。北海道開催に実績のある馬は比較的信頼できるようだ。
短距離向きの馬に注目!
過去10年の3着以内馬30頭中延べ20頭は、JRAの1600m以下の重賞において6着以内に入った経験のある馬だった。該当馬は3着内率30.3%と好走率も優秀だ。
ちなみに、JRAの500万下から上のクラス、かつ1600m以下のレースにおいて優勝経験がある馬も3着内率28.8%と比較的高い好走率をマークしている。中長距離向きの馬よりも、短距離向きの馬を重視すべきかもしれない。
余裕のある臨戦過程で出走してきた馬が狙い目!
前走との間隔別成績を見ると、前走から「中8週以上」の間隔で出走した馬が3着内率30.4%と比較的高い好走率をマークしていた。一方、前走から「中3週以下」の間隔で出走した馬は3着内率10.0%と苦戦している。臨戦過程を比較する際は、間隔を空けて出走してきた馬に注目すべきだろう。