1月26日(日) 中山11R アメリカジョッキークラブカップ(G2) 芝2200m
【過去10年のデータから(JRA)】
中距離戦線のスターの座を目指す馬たちによる一戦!
「第55回 アメリカジョッキークラブカップ」
2007年にこのレースを制したマツリダゴッホが同年の有馬記念を優勝、2011年の勝ち馬トーセンジョーダンは同年の天皇賞(秋)を制し、2012年の勝ち馬ルーラーシップは2走後に香港に遠征しクイーンエリザベスII 世Cを制覇。今年もこのレースの勝利を足がかりに、ビッグタイトルを手に入れるスターホースが現れるのか? 過去10年の結果を分析しながら、レースの傾向に迫っていく。
1~5番人気が優勢!
まず、単勝人気別成績から見ていくと、勝ち馬10頭はすべて「5番人気以内」だった。2着馬も10頭中7頭を「5番人気以内」の馬が占め、連対率では「2番人気」馬の60.0%を筆頭に「5番人気」馬が40.0%、「1番人気」馬と「3番人気」馬が30.0%で、上位人気が総崩れとなるケースはほとんどない。無理な穴狙いは禁物と言えそうだ。
前走有馬記念組が強い!
前走のレース別成績では、前走「有馬記念」組が延べ13頭出走し3勝を挙げるなど3着以内に6頭を送り込んでいる。好走率でも高い数値をマークしており、グランプリ出走馬が貫禄を示している。また「中山金杯」組も4勝を挙げており、好走率も悪い数値ではない。さらに、今後注目すべきなのは「金鯱賞」組だろう。2012年から開催時期が暮れに移され、2013年の当レースには前走「金鯱賞」組が2頭出走して1着と3着に好走した。今年も前走のレースには注目してみたい。
近3走の戦績に注目!
近3走以内に出走した芝2000~2200mのレースでの最高着順別に成績をまとめると、最高着順が「5着以内」だったグループの中では、「4着」組のみ3着以内馬がゼロと不振だが、その他の各グループは勝率が16%以上となっており、3着内率で30%を超える数値をマークしている。最高着順が「6着以下」だったグループからは5頭の2着馬が出ているものの、勝利には届いておらず、3着内率では近3走で芝2000~2200mのレースへ出走していなかったグループに劣ることからも、近3走以内に芝2000~2200mのレースへ出走している場合は、5着以内に入っているかどうかをチェックする必要がありそうだ。