2014年01月

126() 中山11R アメリカジョッキークラブカップ(2) 2200m

 

アメリカジョッキークラブカップ

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

中距離戦線のスターの座を目指す馬たちによる一戦!

「第55回 アメリカジョッキークラブカップ」

2007年にこのレースを制したマツリダゴッホが同年の有馬記念を優勝、2011年の勝ち馬トーセンジョーダンは同年の天皇賞(秋)を制し、2012年の勝ち馬ルーラーシップは2走後に香港に遠征しクイーンエリザベスII 世Cを制覇。今年もこのレースの勝利を足がかりに、ビッグタイトルを手に入れるスターホースが現れるのか? 過去10年の結果を分析しながら、レースの傾向に迫っていく。

 

1~5番人気が優勢!

まず、単勝人気別成績から見ていくと、勝ち馬10頭はすべて「5番人気以内」だった。2着馬も10頭中7頭を「5番人気以内」の馬が占め、連対率では「2番人気」馬の60.0%を筆頭に「5番人気」馬が40.0%、「1番人気」馬と「3番人気」馬が30.0%で、上位人気が総崩れとなるケースはほとんどない。無理な穴狙いは禁物と言えそうだ。


A1
 

前走有馬記念組が強い!

前走のレース別成績では、前走「有馬記念」組が延べ13頭出走し3勝を挙げるなど3着以内に6頭を送り込んでいる。好走率でも高い数値をマークしており、グランプリ出走馬が貫禄を示している。また「中山金杯」組も4勝を挙げており、好走率も悪い数値ではない。さらに、今後注目すべきなのは「金鯱賞」組だろう。2012年から開催時期が暮れに移され、2013年の当レースには前走「金鯱賞」組が2頭出走して1着と3着に好走した。今年も前走のレースには注目してみたい。


A2
 

近3走の戦績に注目!

近3走以内に出走した芝20002200mのレースでの最高着順別に成績をまとめると、最高着順が「5着以内」だったグループの中では、「4着」組のみ3着以内馬がゼロと不振だが、その他の各グループは勝率が16%以上となっており、3着内率で30%を超える数値をマークしている。最高着順が「6着以下」だったグループからは5頭の2着馬が出ているものの、勝利には届いておらず、3着内率では近3走で芝20002200mのレースへ出走していなかったグループに劣ることからも、近3走以内に芝20002200mのレースへ出走している場合は、5着以内に入っているかどうかをチェックする必要がありそうだ。


A3

125() 京都11R 京都牝馬ステークス(3) 1600m

 

京都牝馬S

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

不動の地位を築き上げてきた牝馬重賞!

「第49回 京都牝馬ステークス」

今年で49回目を迎える京都牝馬Sは、5月のヴィクトリアマイルなどを目標とする4歳以上の牝馬によって争われる重賞だ。「京都牝馬特別」の名称で行われていた2000年以前を含め、1983年以降は開催時期がほとんど変わっておらず、降雪の影響でダート変更となった1984年、阪神競馬場で行われた1990年と1994年を除けば、競走条件に大きな変化もない。伝統ある一戦を制し、4歳以上の牝馬戦線でニューヒロインとして注目を集めるのはどの馬だろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通する傾向を分析してみたい。

 

京都コースや1600mの重賞に実績のある馬が優勢!

過去10年の3着以内馬30頭中27頭は、JRAの重賞で4着以内となった経験がある馬だった。初めてJRAの重賞に挑戦する馬や、JRAの重賞で苦戦が続いている馬は評価を下げるべきだろう。


K1
 

なお、JRAの重賞で4着以内となった経験があった馬のうち、京都競馬場の重賞で4着以内となった経験があった馬は、3着内率34.7%とより高い数値をマークしている。


K2
 

また、同じくJRAの重賞で4着以内となった経験があった馬のうち、2歳・3歳限定を除く芝1600mのJRA重賞で4着以内となった経験がある馬は3着内率36.8%と、経験のなかった馬を大きく上回っている。今回と同じ京都競馬場の重賞や、芝1600mの古馬重賞で実績のある馬はより信頼できるようだ。


K3
 

前走好走馬が強い!

前走がJRAの重賞だった馬についてそのレースの着順別成績を見ると、「4着以内」に入っていた馬が3着内率40.0%と優秀な成績をマークしていた。今年も該当馬がいたらぜひ注目してみたい。


K4
 

一方、前走がJRAの重賞以外だった馬についてそのレースの着順別成績を見ると、「1着」だった馬は3着内率32.1%と比較的優秀な成績をマークしていた。前走がJRAの重賞でなくともそのレースを勝ち切っていた馬は、上位争いをする確率が高いと見るべきだろう。


K5
 

前走の“末脚”がポイント!

過去10年の3着以内馬30頭中13頭は、前走でJRAのレースに出走しメンバー中「2位以内」の上がり3ハロンタイム(推定)をマークしていた。該当馬は3着内率32.5%と好走率も優秀だ。前走のレース内容を比較する際は、各馬の“末脚”に注目したい。


K6
 

近年は若い馬が中心!

過去6年の連対馬12頭は、いずれも「4歳」か「5歳」の馬だった。一方、「7歳以上」の馬は好走例がなく、「6歳」馬も3着内率9.5%と低調な成績に終わっている。以前は「6歳以上」の馬の活躍も目立っていたが、近年の傾向を参考にするならば若い馬を重視すべきだろう。


K7

京成杯 結果

日経新春杯 結果

19 結果

19 予想

1月19日(日) 京都11R 日経新春杯(G2) 芝2400m

日経新春杯 予想

1月19日(日) 中山11R 京成杯(G3) 芝2000m

京成杯 予想

18 結果

18 予想

119() 京都11R 日経新春杯(2) 2400m

 

日経新春杯

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

この一年の中長距離戦線を展望する一戦!

「第61回 日経新春杯」

2011年の2着馬ヒルノダムールと、2012年の4着馬ビートブラックがそれぞれ同年の天皇賞(春)を制するなど、日経新春杯で上位争いを演じた馬が同年のGI 戦線で活躍する例は少なくない。この一年の中長距離戦線を展望するうえでも、注目の一戦と言えよう。レースに隠された傾向を探すべく、過去10年の結果を分析する!

 

前走1・2着馬が強い!

前走の着順別成績を見ると、連対率で「1~3着」の各グループが26%以上と、「4着以下」のグループに大きな差を付けている。さらに3着内率では「1着」組が42.9%、「2着」組が57.1%と高い数値をマークしている。前走で連対を果たしていた馬は、無視できない存在となりそうだ。


N1
 

明け4・5歳馬が圧倒!

年齢別成績では、3着内馬30頭中25頭が「4~5歳」馬から送り出され、勝率・連対率・3着内率のどれを見ても、「4~5歳」馬が「6歳以上」の馬を大きく上回っている。今年も年齢に注目して予想を組み立てるのも、面白いだろう。


N2
 

負担重量5657.5キロの馬が優勢!

負担重量別成績をまとめると、連対馬20頭中17頭が「5457.5キロ」の範囲から出ていた。さらに、好走率で見ると出走頭数の少ない「49キロ以下」と「58キロ以上」を除けば、3着内率で「5657.5キロ」組が30.6%でトップとなっており、安定度と言う点では一歩リードしている。なお、「53キロ以下」のグループで連対したのは、2009年の優勝馬テイエムプリキュア(49キロ)と2013年の優勝馬カポーティスター(52キロ)の2頭だが、単勝人気では前者が11番人気、後者が10番人気だった。負担重量の軽い馬が低評価を覆すケースも、頭に入れておいて損はないだろう。


N3

119() 中山11R 京成杯(3) 2000m

 

京成杯

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

皐月賞と同じコースで行われる名馬への登竜門!

「第54回 京成杯」

中山・芝2000mで行われるようになった1999年以降の京成杯で4着以内となった馬のうち、のちにJRAの重賞で優勝を果たした馬は14頭いる(東京競馬場で行われた2002年の出走馬を除く)。そのうち、イーグルカフェ、キングカメハメハ、スズカマンボ、リトルアマポーラ、エイシンフラッシュ、ナカヤマフェスタの6頭はJRAのGI で優勝を果たした。春のクラシック戦線はもちろん、その後のGI 戦線で活躍する馬も多く輩出している注目の一戦だ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通する傾向を分析してみたい。

 

実績馬に注目!

過去10年の3着以内馬30頭中14頭は、JRAの重賞で6着以内となった経験がある馬だった。該当馬は3着内率58.3%と好走率の面でも非常に優秀だ。2歳時に重賞戦線で上位争いをした経験のある馬が出走してきたらぜひ注目してみよう。


K1
 

距離適性をチェック!

過去10年の3着以内馬30頭中、2004年2着のマイネルマクロス、2009年3着のモエレビクトリーを除く28頭は、JRAの芝1800m以上のレースにおいて優勝経験のある馬だった。ダートや芝1800m未満のレースでしか優勝経験のない馬は割り引きが必要だろう。


K2
 

また、過去10年の3着以内馬30頭中21頭は、JRAの芝2000mのレースにおいて5着以内となった経験がある馬だった。今回と同じ距離のレースで5着以内に入った経験がある馬は、好走する可能性が比較的高いようだ。


K3
 

前走好走馬が強い!

前走の条件別成績を見ると、前走が「新馬」だった馬は好走例がなく、「未勝利」だった馬も3着内率13.8%とやや苦戦していた。初勝利を挙げたばかりの馬は割り引きが必要だろう。


K4
 

なお、前走が「500万下」「オープン特別」「JRAの重賞」だった馬のうち、そのレースで4着以内だった馬は比較的優秀な好走率をマークしていた。一方、「7着以下」だった馬は好走例がない。前走が「500万下」「オープン特別」「JRAの重賞」だった馬を比較する際は、そのレースの着順が良かった馬を高く評価したいところだ。


K5
 

前走の“末脚”がポイント!

過去10年の出走馬のうち、前走がJRAのレースだった3着以内馬29頭中21頭は、前走で出走メンバー中2位以内の上がり3ハロンタイム(推定)をマークしていた。該当馬は3着内率32.8%と好走率の面でも優秀だ。前走の内容を比較する際は、各馬の“末脚”にも注目してみよう。

K6

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