2013年07月
7月14日(日) 函館11R 函館記念(G3) 芝2000m 予想ポイント
7月14日(日) 函館11R 函館記念(G3) 芝2000m
【過去10年のデータから(JRA)】
シリーズの趨勢を占ううえで見逃せない一戦!
「第49回 農林水産省賞典 函館記念」
昨年の「サマー2000シリーズ」では、この函館記念で重賞初制覇を飾ったトランスワープが次走の新潟記念も制し、函館記念に出走した馬として初めてシリーズチャンピオンとなった。今年は札幌競馬場のスタンド改築工事に伴い、第4戦の札幌記念がこのレースと同じ函館・芝2000mで行われることもあり、例年以上に注目しておきたいところだ。今回は札幌・芝2000mで行われた2009年を含む過去10年のレース結果から、傾向の変化も踏まえたうえで好走馬に共通するポイントを整理してみたい。
負担重量がポイント!
負担重量別成績を見ると、「53キロ以下」の馬は3着内率が12.9%とやや苦戦していた。ハンデキャップ競走とはいえ、極端に負担重量の軽い馬は割り引きが必要だ。ただし、「57.5~58キロ」で3着以内となったのは2003年1着のエアエミネムだけ。極端に負担重量が重い馬も評価を下げるべきだろう。
前走の“末脚”に注目!
過去10年の連対馬20頭中、過半数の11頭は前走でメンバー中「3位以内」の上がり3ハロンタイム(推定)をマークしていた。前走でメンバー中「3位以内」の上がり3ハロンタイム(推定)をマークした馬は3着内率34.1%と好走率の面でも優秀だ。前走内容を比較する際は、レース終盤で見せた“末脚”を重視してみたい。
内枠が優勢!
函館・芝2000mで行われた過去9回(2003~2008年、2010~2012年)の優勝馬9頭は、いずれも「6番」から内の馬番だった。該当馬は3着内率31.5%と好走率の面でも優秀だ。一方、「7~12番」の馬は優勝例がなく、「13~16番」の馬は連対例すらなかった。内寄りの馬番の中でも「1番」や「2番」は連対例がないが、全体的な傾向としては、内枠優勢の傾向が見てとれる。
近年は前走好走馬が優勢!
過去5年の優勝馬5頭は、いずれも前走で「1~4着」に入っていた。また、2着馬5頭中4頭は前走が「5~7着」で、残る1頭も前走が「1~4着」だった。一方、前走で「8着以下」に敗れていた馬は連対例がなく、3着となったのも2011年のアクシオン(前走10着)だけである。近年の傾向を重く見るなら、前走の着順が良かった馬を重視したいところだ。
7.7結果
7.7予想
7月7日(日) 中京11R プロキオンステークス(G3) ダ1400m 予想
7月7日(日) 中京11R プロキオンステークス(G3) ダ1400m
7月7日(日) 福島11R 七夕賞(G3) 芝2000m 予想
7月7日(日) 福島11R 七夕賞(G3) 芝2000m
7.6結果
7.6予想
7月7日(日) 中京11R プロキオンステークス(G3) ダ1400m 予想ポイント
7月7日(日) 中京11R プロキオンステークス(G3) ダ1400m
【過去10年のデータから(JRA)】
伏兵の台頭に要注意!
「第18回 プロキオンステークス」
昨年から中京競馬場のダート1400mで行われるようになったプロキオンS。その昨年は単勝12番人気のトシキャンディが勝利して、単勝は万馬券に。京都競馬場のダート1400mで行われた一昨年は9番人気のシルクフォーチュンが勝利するなど、ここ5年連続で単勝1番人気馬が敗れている。今年もその流れは続くのか、阪神および京都競馬場で行われていた時期も含めた過去10年のレース結果を元に、傾向をチェックしていくことにしよう。
「1番人気」馬は超安定
冒頭で単勝「1番人気」馬が5連敗中ということに触れたが、過去10年の単勝人気別成績を調べてみると、単勝「1番人気」馬は3着内率100%と抜群の成績を残していることがわかった。また、「5番人気」からは3着以内馬が送り出されていないものの、「2~4番人気」馬はまずまずの成績となっており、上位人気馬が優勢と判断してよさそうだ。その他では、3着以内馬8頭を送り出している「6~9番人気」馬が妙味ある数字となっている。
6歳馬が好成績
年齢別の成績をチェックしてみると、勝率と連対率は「6歳」馬→「5歳」馬→「4歳」馬の順に高い数値をマークしている。「7歳以上」の馬からは勝ち馬が出ておらず、連対率と3着内率の数字も低調だ。昨年12番人気で優勝したトシキャンディも「6歳」だっただけに、「6歳」馬の好相性ぶりには注目だ。なお、「3歳」馬は過去10年で4頭が出走したが、すべて5着以下に敗れている。
近走の成績をチェック
ダート1400mという条件では、JRAでGI が行われていないが、この条件を得意とする馬も数多くいる。そこで、プロキオンS出走馬の近走の成績を調べてみると、3走前までにダート1400mのレースで2着以内に入った経験を持つ馬が、毎年連対を果たしていることがわかった。今年も得意のダート1400mに照準を合わせてきた馬が出走してくることだろう。そういったタイプをしっかりとチェックしておくことをおすすめしたい。
逃げ・先行馬または差し脚鋭い馬に注目
過去6年のプロキオンSでは、3走前までに「逃げ切り」、「2番手抜け出し」で勝っていた馬、または「メンバー中最速の上がり3ハロンタイム(推定)」をマークしていた馬が勝利を続けている。どちらかというと“極端な戦法を得意としている”タイプが結果を残している傾向は、覚えておいてもいいだろう。
7月7日(日) 福島11R 七夕賞(G3) 芝2000m 予想ポイント
7月7日(日) 福島11R 七夕賞(G3) 芝2000m
【過去10年のデータから(JRA)】
今年も波乱か?夏の名物ハンデキャップ重賞
「第49回 七夕賞」
「サマー2000シリーズ」の第1戦となるこのレース。ハンデキャップで行われることもあり、このレースで3連単が発売された2005年以降の過去8年のうち、3番人気以内の馬が上位2着までを占めたのは2006年の一度だけ。2008年と2012年には3連単の配当が30万円を超えるなど、波乱傾向が強い。果たして、今年はどんな結末が待ち受けているのか? 中山で開催された2011年を含めた過去10年の結果を中心に、データを分析する!
伏兵馬の台頭に注意!
単勝人気別成績を見ると、「1番人気」馬が勝率(20.0%)、連対率(50.0%)、3着内率(60.0%)のすべてでトップの数値を叩き出している。しかし、それに次ぐグループに目を向けると、勝率で「6~9番人気」馬(12.5%)が単独2位となり、連対率でも「6~9番人気」馬は「2番人気」馬に並ぶ20.0%をマークしている。勝ち馬10頭中7頭が「6番人気以下」の馬から送り出されており、今年も伏兵馬の台頭を大いに警戒すべきだろう。
直近で出走したJRAのレースの内容をチェック!
直近で出走したJRAのレースにおける、4コーナーの位置と着順を比較してみると、「4コーナーの位置より着順が上位」だった馬と「4コーナーの位置と着順が同じ」だった馬が、「4コーナーの位置より着順が下位」だった馬を好走率で上回っていた。着順を問わず、直近で出走したJRAのレースにおいて、4コーナーの位置と比べ着順が上位か、同じ順位でゴールしていた馬に注目してみるのも、面白いかもしれない。
「7~9番」の馬が大活躍!
中山競馬場で行われた2011年を除く、2003年以降過去9回の七夕賞における馬番別成績では、「7~9番」が3着内率で44.4%という素晴らしい数値を記録している。しかも、データの対象とした9レースにおいて、この「7~9番」からは毎年3着以内馬が送り出されている。今年も「7~9番」の馬が3着以内に食い込むのか、注目してみる価値はありそうだ。