3月24日(日) 中山11R マーチステークス(G3) ダ1800m
【過去10年のデータから(JRA)】
ダート界の頂点へ飛躍のきっかけをつかめ!
「第20回マーチステークス」
フェブラリーSから約1か月後に行われるハンデキャップレースだが、近年の勝ち馬に目をやると、2009年のエスポワールシチー、2011年のテスタマッタの2頭が、このレースから1年以内にGI・JpnI 制覇を成し遂げている。このレースでの勝利を足がかりに大飛躍を遂げた馬たちに続き、今年もダート界を席巻するスターホースが誕生するのか、興味は尽きない。今回は、4月に阪神競馬場で開催された2011年を含む過去10年の結果を中心に、レース傾向を探っていこう!
外枠勢が勝率で圧倒!
2002年以降の中山で行われた過去10回分の馬番別成績を集計すると、「11~16番」が7頭の勝ち馬を送り出し、勝率13.2%をマーク。「1~5番」と「6~10番」を大きく引き離し、断然トップの数値となっている。しかも、対象とした10回のうち、8回がフルゲートとなる16頭立てで行われていたが、そのうち7回で「11~16番」から優勝馬が送り出されていた。今年も出走頭数と馬番には、ぜひとも注目してみたい。
重い負担重量馬が優勢!
阪神競馬場で行われた2011年を含む過去10年の負担重量別成績を見ると、「57.5キロ以上」組が勝率24.0%、3着内率44.4%という素晴らしい数値を叩き出している。また、負担重量が重くなるに従って、全ての好走率が上昇している。このレースでは、重い負担重量となった実績上位の馬が、しっかりと実力を発揮する傾向にあるようだ。
伏兵馬の台頭が多い!
同じく過去10年の単勝人気順別をチェックすると、「1~3番人気」馬が計2勝と苦戦気味なのに対し、「4番人気」が3勝、「6~9番人気」馬が5勝を挙げている。好走率を見ても「4番人気」馬と「6~9番人気」馬が上位の数値を記録しており、今年も「4番人気」馬と「6~9番人気」馬は軽視禁物だろう。
前走3~6着馬に注目
2009年以降の過去4年について前走の着順別成績を調べると、優勝した4頭はすべて前走が「3~6着」の馬だった。今年も前走「3~6着」馬が出走してくれば、目の離せない存在となるだろう。