予想不可能!? by ぶちょお

2012年07月

714() 函館11R 函館2歳ステークス(GⅢ) 1200m


函館2歳ステークスタイトル


【過去10年のデータから(JRA)】

レース傾向に変化はあるのか、今年最初の2歳重賞!

「第44回 函館2歳ステークス」

1997年以降は7月下旬または8月初旬に行われていた函館2歳Sだが、今年は2週繰り上がって7月中旬の開催となった。メイクデビューの開始時期も2週早まっているが、出走馬のラインナップや傾向に昨年までと異なる部分が出てくる可能性は十分あり得る。さらに、前哨戦となるオープン特別のラベンダー賞が行われないというのも例年とは違う点で、それだけに勝ち上がったレースの評価が重要となるだろう。そのあたりを踏まえつつ、札幌競馬場で行われた2009年を含む過去10年のデータをチェックしていくこととしたい。


単勝オッズに特徴あり

過去10年の単勝オッズ別成績を調べると、単勝オッズが「3.06.9倍」のエリアと、「10.019.9倍」のエリアが好成績を挙げていた。その間にはさまれた「7.09.9倍」エリアの数字とは対照的な成績となっているところは、今年も参考にできるかもしれない。また、「20倍以上」の下位人気馬も不振となっており、優勝したのは2002年のアタゴタイショウ(単勝オッズ29.5倍)のみだった。また、単勝オッズ「30.0倍以上」で唯一となるジョイフルスマイルが2着に入った2007年は重馬場で行われ、1分13秒以上という過去10年で最も遅い勝ちタイムだった。

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牝馬の方が好成績

3歳以上になると、基本的に牝馬は牡馬・せん馬よりも負担重量が2キロ軽くなるが、2歳夏の時点では牡馬も牝馬も斤量は同じ。そこで、性別成績を集計してみると、すべてのカテゴリーにおいて、「牝馬」の方が好成績となっていた。これも覚えておきたいデータと言えるだろう。

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デビュー戦のパフォーマンスにも注目

過去10年の函館2歳Sでは、該当馬がホッカイドウ競馬所属の1頭(フジノタカネ、4着)のみだった2002年と、札幌競馬場で行われた2009年を除いて、「デビュー戦で2着馬に2馬身以上の差をつけて勝利」していた馬が必ず連対しているというデータが見つかった。出走馬が誕生してから2年半前後という若駒だからこそ、持っている素質と完成度がこのレースで結果を残すための大きな要素となるのかもしれない。今年は例年より早い時期に行われるだけに、初戦の内容をしっかりチェックすることが必要と言えそうだ。

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78() 福島11R 七夕賞(G) 2000m


七夕賞タイトル


【過去10年のデータから(JRA)】

数々の王者を輩出したサマー2000シリーズ開幕戦!

「第48回 七夕賞」

昨年の七夕賞を制したイタリアンレッドは、続く小倉記念でも優勝を果たして『サマー2000シリーズ』の6代目チャンピオンに輝いた。この他にも、2007年のユメノシルシ(3着)、2008年のミヤビランベリ(1着)、2009年のホッコーパドゥシャ(3着)が七夕賞での好走を足掛かりにサマー2000シリーズチャンピオンのタイトルを獲得している。シリーズの開幕戦であると同時に、チャンピオン争いの行方を大きく左右する一戦だ。今回は中山競馬場で開催された2011年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通する傾向を分析してみよう。


前走が重賞だった馬に注目!

過去10年の3着以内馬30頭中22頭は、前走で「JRAの重賞か地方競馬のダートグレードレース」に出走していた馬だった。また、前走が「JRAの重賞か地方競馬のダートグレードレース」だった馬の好走率は、前走が「その他のレース」だった馬のそれを大きく上回っている。今年もまずは前走が格の高いレースだった馬に注目してみたい。

T1

負担重量の軽い馬は割り引き!?

牡馬およびせん馬の負担重量別成績を見ると、負担重量が「54キロ以下」だった馬は3着内率7.7%と苦戦していた。また、負担重量が「55キロ」・「56キロ」・「57キロ」・「57.5キロ以上」だった馬の連対率と3着内率は、負担重量が重い馬ほど高くなっている。

T2

さらに、牝馬の負担重量別成績を見ると、負担重量が「53キロ以上」だった3頭はいずれも3着以内に好走していた。一方、「52キロ以下」で3着以内に好走したのは、2011年1着のイタリアンレッド(52キロ)だけである。性別を問わず、負担重量が軽い馬は苦戦する傾向が強いようだ。

T3

年齢と通算出走回数に注意!

次に年齢別成績を調べてみると、「7歳以上」の馬は3着内率7.5%と苦戦していることがわかった。「7歳以上」で優勝を果たしたのは2006年のメイショウカイドウ(7歳)だけで、2007年以降は〔0・0・1・26〕(3着内率3.7%)とさらに好走率が落ちている。

T4

また、通算出走回数を「10回以内」・「1120回」・「2130回」・「31回以上」の4区分に分けて集計したところ、通算出走回数が少ないほど好走率は高くなっていた。キャリア豊富な馬よりも、若い馬やキャリアの浅い馬を重視すべきだろう。

T5

近年は内外極端な枠を引いた馬が不振!

2008年以降に福島競馬場で開催された年(20082010年)の枠番別成績を見ると、「1枠」・「2枠」・「3枠」・「8枠」からは3着以内馬が出ていなかった。近年の傾向を重視するなら、内めの「1枠」・「2枠」・「3枠」や大外の「8枠」に入った馬は割り引きが必要かもしれない。


T6

78() 中京11R プロキオンステークス(G) 1400m


プロキオンSタイトル


【過去10年のデータから(JRA)】

新舞台でダート界の最も明るい星になれ!

「第17回 東海テレビ杯プロキオンステークス」

今年は中京競馬場で行われることになったプロキオンS。20022003年にスターリングローズが連覇を達成し、2005年にはブルーコンコルドが優勝したが、この2頭はその後、ダート交流重賞でトップクラスの実績を残している。また、昨年の勝ち馬シルクフォーチュンは、今年のフェブラリーSで2着に入っている。新たな舞台から、新たなスターホースが誕生するのか? プロキオンSの過去10年のデータと今年3月の1回中京競馬においてダート1400mで行われた15レースのデータを対象に、傾向を分析してみよう。


1番人気馬が圧倒!

今年3月にリニューアルオープンした1回中京競馬で、ダート1400mのレースは15回行われている。その15レースで単勝人気別成績を集計すると「1番人気」馬が連対率60.0%、3着内率では80.0と、他のグループを大きく引き離す断然トップの数値を叩き出していた。3着以内馬10頭を送り出す「6~9番人気」馬も軽視はできないが、3着内率で40.0%以上であるのは「1~4番人気」のグループだけ。上位人気馬のチェックは必要不可欠だろう。


P1

“4コーナー先頭”組が好成績!

前項と同じ15レースで4コーナーの位置別成績を調べてみると、4コーナーを「先頭」で通過したグループが最多の7勝をマークし、その勝率は46.7という高い数値となっていた。対象の15レースは、多くが3歳未勝利など下級条件のレースだった点から、重賞とはペースが大きく異なることも想像されるが、少なくとも4コーナー「先頭」組のこの好成績は、覚えておいても損はないだろう。

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勝率が高いのは内枠勢!

さらに、前記した15レースの馬番別成績をチェックすると、馬番「1~4番」が6勝を挙げて勝率10.0%でトップとなり、他のグループに2倍近くの差をつけていた。勝ち馬を検討する際には、注目の要素になるかもしれない。一方、連対率、3着内率においては、馬番「9~12番」がトップに立っている。

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連対馬の多くは前走「5着以内」

最後に、過去10年のプロキオンSにおける前走の着順別成績を集計すると、前走で「5着以内」だった各グループが、いずれも20.0%を超える3着内率をマークしていた。「6着以下」からは4頭の連対馬が出ているが、最近5年に限定すれば前走「6着以下」から連対したのは、2011年の優勝馬シルクフォーチュン(前走6着)1頭のみだった。中京コースに替わる今年も、前走の着順には引き続き注目してみたい。

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