7月1日(日) 福島11R ラジオNIKKEI賞(GⅢ) 芝1800m
【過去10年のデータから(JRA)】
唯一の3歳馬限定ハンデキャップ重賞!
「第61回 ラジオNIKKEI賞」
2006年に『ラジオたんぱ賞』から現在の名称となり、同時に負担重量の設定も別定からハンデキャップに変更された。しかし、2005年以前より、伏兵馬の台頭が多くみられる傾向があり、昨年は単勝1~3番人気の3頭が3着までを独占したが、それ以前は11年連続で6番人気以下の馬が3着以内に入っていた。8番人気以下で連対した馬も過去10年で6頭いることから、難解な一戦と言えるかもしれない。それでは、中山競馬場で行われた昨年を含む過去10年のデータを対象にして、傾向をチェックしてみよう。
単勝オッズ別の傾向は?
過去10年の単勝オッズ別成績を調べてみると、単勝オッズ「3.9倍以下」のグループが勝率でトップだが、連対率、3着内率でトップとなっているのは単勝オッズ「5.0~6.9倍」のグループで、同グループからは優勝馬3頭が出ている。また、単勝オッズ「10.0倍以上」のグループからも3頭の優勝馬が出ており、下位人気馬にも注意が必要だ。なお、単勝1番人気で勝利した馬は2頭いるが、いずれもハンデキャップレースに変更される以前のもので、2006年以降は3着が最高着順というデータは覚えておいてもいいだろう。
関西所属の騎手にも要注目!
今年は福島競馬場に舞台を戻して行われるラジオNIKKEI賞だが、この時期に関西エリアでは3歳重賞がないだけに「関西馬」の参戦が多く、好走率においてはすべてのカテゴリーで「関東馬」のそれを上回っていた。また、騎手の所属別成績も調べてみると、「関西所属」騎手が好走率で「関東所属」騎手のそれを上回る好成績を収めていた。今年も馬・騎手ともに「関西所属」には、大いに注目するべきだろう。
上昇ムードがある馬にも注目