2012年06月

71() 福島11R ラジオNIKKEI(G) 1800m


ラジオNIKKEI賞(ライブ)


【過去10年のデータから(JRA)】


唯一の3歳馬限定ハンデキャップ重賞!

「第61回 ラジオNIKKEI賞」

2006年に『ラジオたんぱ賞』から現在の名称となり、同時に負担重量の設定も別定からハンデキャップに変更された。しかし、2005年以前より、伏兵馬の台頭が多くみられる傾向があり、昨年は単勝1~3番人気の3頭が3着までを独占したが、それ以前は11年連続で6番人気以下の馬が3着以内に入っていた。8番人気以下で連対した馬も過去10年で6頭いることから、難解な一戦と言えるかもしれない。それでは、中山競馬場で行われた昨年を含む過去10年のデータを対象にして、傾向をチェックしてみよう。


単勝オッズ別の傾向は?

過去10年の単勝オッズ別成績を調べてみると、単勝オッズ「3.9倍以下」のグループが勝率でトップだが、連対率、3着内率でトップとなっているのは単勝オッズ「5.06.9倍」のグループで、同グループからは優勝馬3頭が出ている。また、単勝オッズ「10.0倍以上」のグループからも3頭の優勝馬が出ており、下位人気馬にも注意が必要だ。なお、単勝1番人気で勝利した馬は2頭いるが、いずれもハンデキャップレースに変更される以前のもので、2006年以降は3着が最高着順というデータは覚えておいてもいいだろう。

R1

関西所属の騎手にも要注目!

今年は福島競馬場に舞台を戻して行われるラジオNIKKEI賞だが、この時期に関西エリアでは3歳重賞がないだけに「関西馬」の参戦が多く、好走率においてはすべてのカテゴリーで「関東馬」のそれを上回っていた。また、騎手の所属別成績も調べてみると、「関西所属」騎手が好走率で「関東所属」騎手のそれを上回る好成績を収めていた。今年も馬・騎手ともに「関西所属」には、大いに注目するべきだろう。

R2

R3

上昇ムードがある馬にも注目

ラジオNIKKEI賞は、春のクラシック戦線を歩んだ馬と、そこには間に合わなかった馬とが一堂に会する舞台でもある。そこで、連対馬の成績をチェックしてみたところ、過去10年のうち9年で「同年の2月下旬以降に2勝を挙げていた馬」が連対していることがわかった。唯一、例外となっている2008年も、3着に入ったダイバーシティがこの条件に該当する。デビューが3歳の春になった馬や、春から夏にかけて上昇してきた勢いのある馬は、今年もチェックしておくべきだろう。

71() 中京11R CBC(G) 1200m


CBC賞(ライブ)


【過去10年のデータから(JRA)】

ハンデキャップに要注意、サマースプリントシリーズ第2戦!

「第48回 CBC賞」

全6戦のポイント制で争われる『サマースプリントシリーズ』のうち、ハンデキャップレースであるのはこのCBC賞と北九州記念の2レース。昨年はトップハンデのダッシャーゴーゴーが勝利して、2着には2番目に重い負担重量だったヘッドライナーが入ったが、軽いハンデを利した伏兵馬の食い込みにも注意が必要だろう。今年は本来の開催場である中京競馬場に3年ぶりに戻るということになるが、この時期に行われるようになった過去6年のデータをもとに、全体的な傾向をチェックしておこう。


伏兵馬の台頭が多数!

過去6年のCBC賞で、単勝「1番人気」に応えて勝利したのは、2011年のダッシャーゴーゴーのみ。3番人気までに支持された延べ18頭の成績も〔1・2・2・13〕と、上位人気馬が苦戦する傾向となっている。それに対して好成績を残しているのが「4番人気」の馬。単勝オッズでみると、「7.09.9倍」のエリアがかなりの好成績となっている。また、単勝「10番人気以下」で勝利した馬も2頭いたが、その2頭(2007年ブラックバースピン、2009年プレミアムボックス)には、「関東馬だが騎乗騎手は関西所属」・「単勝オッズ20.049.9倍の範囲」という共通点があった。

2

成績の振るわない5歳馬

CBC賞の成績を年齢別にまとめてみると「4歳」馬と「6歳」馬が3勝ずつを挙げているが、「5歳」馬は23頭出走して、連対したのが2006年のワイルドシャウトのみということは、留意しておいた方がいいかもしれない。なお、「3歳」馬は7頭が挑戦して2着に2頭(2009年エイシンタイガー、2010年ダッシャーゴーゴー)入っている。その2頭とも、課されたハンデは52キロだった。

C3

ハンデが重い方が好成績

過去6年のCBC賞を制した馬は、すべてハンデが55キロ以上だった。54キロ以下からは3頭が2着に入っているが、上記の3歳馬2頭のほかは4歳のナカヤマパラダイス(2007年2着)だけで、軽ハンデの古馬は厳しい傾向となっている。また、トップハンデで連対したのは、2011年の優勝馬、ダッシャーゴーゴーのみであり、「ハンデは重いがトップハンデではない馬」に、より大きく注目できる一戦と言えるかもしれない。

C4

前走の距離が1400mだった馬にも注目!

CBC賞では「前走の距離が1400mだった」という馬が、毎年1頭以上3着以内に入っている。200mの距離短縮で臨む馬が好成績を残しているということは、今年も覚えておいてもいいだろう。この中には、2008年に12番人気で3着だったテイエムアクションも含まれている。

624() 阪神11R 宝塚記念(G) 2200m

宝塚記念 配当

宝塚記念馬券

624() 阪神11R 宝塚記念(G) 2200m


宝塚記念 予想

624() 阪神11R 宝塚記念(G) 2200m


宝塚記念タイトル(ライブ)


【過去10年のデータから(JRA)】

人気と実力を兼ね備えたトップホースの頂上決戦!

「第53回 宝塚記念」


「ファン投票」が行われるJRAのGI レースは、年末の有馬記念と6月の宝塚記念の2レース。今年も6月最後の日曜日に行われる頂上決戦は、まさに上半期のグランプリといえる一戦だ。人気馬同士で堅くおさまる年もある一方で、単勝6番人気以下の馬が過去10年で7頭連対している。今年も伏兵馬の台頭があるのか、それとも人気馬が上位を独占するのか。京都競馬場・芝2200m(外回り)で行われた2006年を含む過去10年のデータから、傾向をチェックしてみよう。


4歳馬が中心!

年齢別成績を調べてみると、宝塚記念では「4歳」馬が過去10年で6勝2着4回とかなりの好成績を挙げていることがわかった。勝率、連対率、3着内率の数値はすべてトップとなっており、今年も「4歳」馬には要注目だ。しかし、200820092011年は、「5歳」馬と「6歳」馬のワンツー・フィニッシュとなっており、最近の傾向として、「5・6歳馬」にも留意しておきたい。

T1

単勝オッズ別の成績は!?

宝塚記念では、単勝オッズ「30.049.9倍」で勝利した馬が過去10年で2頭いるが、基本的には上位人気馬の方が好成績を挙げている。ただし、単勝オッズ「10.019.9倍」組でも3頭が勝利しており、伏兵馬が突き抜ける可能性もある一戦と言えるだろう。また、単勝オッズ「20.029.9倍」組は、3着内馬がゼロとなっていることは、覚えておいてもいいかもしれない。

T2

関西馬が圧倒

過去10年の宝塚記念において、「関東馬」が連対したのは2010年優勝のナカヤマフェスタの1頭のみ。単勝1~2番人気に推された関東馬は延べ5頭いたが、その中で3着以内を確保したのは2005年3着のゼンノロブロイだけである。宝塚記念は「関西馬」が中心のGI となっているようだ。

T3

前走がGI だった馬が中心

宝塚記念は、前走が「GIJpnI」だった馬が好成績を挙げている。「GIIJpnII」から臨んで3着以内に入った馬は延べ10頭いるが、そのうち9頭は前走が金鯱賞だった。残る1頭は目黒記念から臨んだ2007年のポップロック(3着)となっている。

T4

では、前走が「GIJpnI」だった馬をそのレースの着順別に分類してみると、好成績を挙げた大半の馬が前走でも3着以内に入っていることがわかった。天皇賞(春)12着から巻き返して2着に入ったナリタセンチュリー(2006年)もいるが、その年は京都競馬場での開催であり、例外と考えてもいいだろう。また、前走が海外のG1 レースだった馬は延べ7頭いたが、3着以内に入ったのは2007年に優勝したアドマイヤムーン1頭のみ(前走クイーンエリザベス2世C、3着)となっている

T5

前年の有馬記念とその後の成績にも注目

宝塚記念では、2002年を除いて「前年の有馬記念に出走し、その後宝塚記念に出走するまでの間に重賞レースで連対していた」という馬が、毎年連対していることがわかった。トップクラスの競走馬のローテーションは多様になっているが、こういった馬が毎年1頭だけ連対しているというデータは興味深いものと言えそうだ。

T6

6月17日(日) 阪神11R マーメイドステークス(GⅢ) 芝2000m

はずれ(T_T)

6月17日(日) 函館11R 函館スプリントステークス(GⅢ) 芝1200m

はずれ(T_T)

6月17日(日) 阪神11R マーメイドステークス(GⅢ) 芝2000m

マーメイド出馬表

6月17日(日) 函館11R 函館スプリントステークス(GⅢ) 芝1200m

函館出馬表

617() 函館11R 函館スプリントステークス(G) 1200m


函館スプリントステークス(ライブ)


【過去10年のデータから(JRA)】


ビッグタイトルに直結するサマースプリントシリーズ開幕戦!

「第19回 函館スプリントステークス」

昨年の函館スプリントSで優勝を果たしたカレンチャンは、約2か月半後に同じサマースプリントシリーズ対象レースのキーンランドCを制したうえ、同年秋のスプリンターズS、翌年春の高松宮記念も快勝し、秋春スプリントGI 制覇の偉業を成し遂げた。また、2010年の函館スプリントS優勝馬ワンカラットは同年のサマースプリントシリーズチャンピオンに輝いた。数多くの名スプリンターを輩出してきた登竜門を制し、スプリント戦線の主役として下半期のビッグレースに臨むのは、いったいどの馬だろうか。今回は札幌競馬場で開催された2009年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通する傾向を挙げてみたい。


前走内容をチェック!

過去10年の3着以内馬30頭中21頭は、前走で「JRAの重賞」に出走していた馬だった。また、前走が「JRAの重賞」だった馬の好走率は、前走が「JRAの重賞以外」だった馬のそれを大きく上回っている。


H1

さらに、前走が「JRAの重賞」だった馬の着順別成績を見ると、前走で「5着以内」だった馬は3着内率52.0と非常に優秀な成績をマークしていた。前走「JRAの重賞」組の中でも上位に好走していた馬は、比較的信頼できるようだ。


H2

牝馬が強い!

過去10年の優勝馬10頭中、2002年のサニングデール、2008年のキンシャサノキセキを除く8頭は「牝馬」だった。また、「牝馬」の好走率は「牡馬、せん馬」のそれを大きく上回っている。


H3

さらに、「牝馬」の単勝オッズ別成績を見ると、単勝オッズが「10倍未満」だった馬は3着内率81.8と非常に優秀な成績をマークしていた。今年も前評判の高い「牝馬」がいたらぜひ注目してみたい。


H4

コース実績に注目!

函館競馬場で開催された年(20022008年、20102011年)について、函館・芝1200mのレースにおける優勝経験の有無を調べてみると、優勝経験の「ある」馬が連対率・3着内率で「ない」馬のそれを大きく上回っていた。ちなみに、2010年以降の3着以内馬6頭中、函館・芝1200mのレースにおいて優勝経験がなかったのは2010年1着のワンカラットだけである。今回と同じコースのレースに実績のある馬は要注意だ。


H5

近年は内枠有利!

2007年以降の3着以内馬15頭中12頭は、「1~4枠」の馬だった。また、「1~4枠」だった馬の好走率は、「5~8枠」だった馬のそれを大きく上回っている。2006年以前は「5~8枠」だった馬の好走例もそれなりに多かったが、近年の傾向を重く見るなら「1~4枠」の馬に注目すべきだろう。

H6

6月17日(日) 阪神11R マーメイドステークス(GⅢ) 芝2000m


マーメイドステークス(ライブ)


【過去10年のデータから(JRA)】


初夏を彩る牝馬の競演!

「第17回 マーメイドステークス」

2006年に開催日程が早まり、負担重量もハンデキャップに変更された。以来、2008年には3連単で193万350円の払戻金額が出るなど、波乱傾向が続いている。今年こそ人気馬同士の決着があるのか、それともまたもや伏兵馬が好走を見せるのか? ハンデキャップレースに変更された2006年以降の過去6年(2006年は京都競馬場で開催)の結果から得られた注目のデータをお届けしよう。


「1番人気」馬に代わって「2~3番人気」馬が奮起!

単勝人気別成績でチェックしておきたいのは、過去6年間では「1番人気」馬はすべて4着以下に敗れている点だろう。それに代わるように「2番人気」馬が2勝を挙げて勝率33.3%、3着内率では50.0%とトップの数値を叩き出している。また、「3番人気」馬も連対率33.3%とトップタイの数値をマークしており、「2~3番人気」馬の活躍は頭に入れておきたい。その一方で、「6番人気以下」からも3頭が勝利、6頭が連対している。下位人気馬の台頭が多いのも、このレースの特徴と言えるだろう。


M1

54
キロ以下が好走率で上位!
負担重量別の成績では、連対率で15%を超えているのが「54キロ以下」の3グループ。その中でも3着内率で「53~54キロ」が29.6%、「51~52キロ」が26.3%と、他のグループを大きく引き離して上位を形成している。2008年に勝利したトーホウシャインは、前走が1000万下クラスのレースで9着に敗れていながらも、このレースでは負担重量48キロという軽ハンデで波乱を演出しており、負担重量「54キロ以下」で出走してくる馬には、少なからずチェックが必要となりそうだ。

M2

前走1800m以上の経験が活きる!
前走の距離別成績では、勝ち馬6頭はすべて「芝1800m以上」のグループから送り出されていた。3着内率でも「芝2000m以上」が33.3%、「芝1800~1900m」が26.1%と上位を占め、距離が長くなるに従って数値が上がる傾向にあった。前走が「芝1600~1700m」グループにはヴィクトリアマイル組もいるが、まだ勝利には手が届いていない。今年もこの傾向が続くのか、注目すべき項目のひとつに挙げておきたい。

M3

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