114() 京都11R みやこステークス(GⅢ) ダート1800m

 

みやこS タイトル

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

ジャパンカップダートへ続く道!

「第3回 みやこステークス」

11月中旬から下旬に行われていたオープン特別のトパーズSが格上げされる形で重賞となったのが2010年。第1回の優勝馬トランセンド、第2回の優勝馬エスポワールシチーはともに、その後GIJpnI を制している。トパーズSの時代も、2009年に勝利したシルクメビウスが、続くジャパンカップダートで2着に入り、さらに2008年の覇者は当時3歳のエスポワールシチー。暮れの大一番に向けて重要な一戦であることは、これだけでも明らかと言えるだろう。それでは、このレースの傾向を、トパーズS時代も含めた過去10年のデータで見ていくことにしたい。

 

上位人気馬が優勢だが…

過去10年の成績を単勝オッズ別にまとめてみると、単勝オッズ「10倍未満」の馬が8勝、2着9回と、上位人気馬が優勢という結果になっている。しかし、その単勝オッズ「10倍未満」からは、3着馬が1頭も出ておらず、過去10年において、3着馬はすべて単勝オッズ「10.049.9倍」のエリアから出ているという、特徴的な分布になっている。なお、単勝オッズ「50倍以上」のエリアからは3着以内に1頭も入っていない。


M1
 

前走で敗れた馬にも要注意

過去10年のトパーズSとみやこSにおいて、前走「1着」馬の優勝は2回のみ(2004年エンシェントヒル、2008年エスポワールシチー)。しかし、2着には前走が3着以内だった馬が8頭入るなど、基本的には前走で好走した馬が中心となっている。一方、前走「6~9着」から巻き返して勝利した馬も4頭いるほか、前走「5着」馬も3着に4頭が入っており、前走で「5着以下」に敗れていた馬の巻き返しも少なくない。


M2
 

内枠の方が優勢!?

トパーズSもみやこSも、舞台は同じ京都競馬場のダート1800m。両レースの過去10年間の馬番別成績をまとめてみると、馬番「1~8番」のグループが好成績を挙げていた。「9番」より外になるとだんだん数字が落ちていき、「13番」より外は3着が2回のみとなっており、距離のロスが生じにくい内枠が優勢の傾向にある。


M3
 

ダートの中距離で好走していた馬に注目

トパーズSとみやこSの連対馬について調べてみると、「前々走までに、ダート17001800mのレースで2着以内に入っていた馬」が多いことがわかった。今年もこういった実績をもつ馬が出走してきたら、マークしてみるのも面白いだろう。


M4