930() 中山11R スプリンターズステークス(GⅠ) 1200m

 

スプリンターズステークス タイトル

 

【過去10年のデータから(JRA)】

 

トップスプリンターが一堂に会する秋のGI シリーズ開幕戦!

「第46回 スプリンターズステークス」

今年も、秋のGI 戦線がこのスプリンターズSを皮切りにスタートする。春の高松宮記念で上位に食い込んだ馬、サマースプリントシリーズで頭角を現した馬など、さまざまな舞台で実績を残したトップスプリンターが集結する注目の一戦だ。また、スプリンターズSは6か国・計10レースのGI を対象に争われる『グローバルスプリントチャレンジ』の第8戦に指定されており、2006年には、本レースでシリーズ3勝目をマークしたオーストラリア所属のテイクオーバーターゲットがシリーズチャンピオンに輝いた。今回は新潟競馬場・芝1200mで開催された2002年を含む過去10年の結果から、傾向やレース体系の変化も踏まえたうえで見どころを整理してみたい。

 

良馬場の年は外枠が優勢!

中山競馬場・芝1200mで馬場状態が「良」だった年(2003年、20052006年、20082011年)の枠番別成績を見ると、「5~8枠」だった馬の好走率が「1~4枠」だった馬のそれを大きく上回っていた。枠番ごとに多少のバラつきはあるものの、全体的には外めの枠に入った馬が優勢と言えるだろう。


S1
 

一方、中山・芝1200mで馬場状態が「良」以外だった年(20042007年。いずれも馬場状態は「不良」)の枠番別成績を見ると、3着以内に好走した馬の大部分は「1~4枠」の馬だった。道悪であれば、むしろ内めの枠に入った馬を重視すべきなのかもしれない。


S2
 

年齢に注目!

日本馬の年齢別成績を見ると、「5歳以下」だった馬の好走率が、「6歳以上」だった馬のそれを大きく上回っていた。日本馬を比較する際は、比較的若い馬に注目したいところだ。


S3
 

一方、海外馬の年齢別成績を見ると、3着以内に好走したのはすべて「6歳以上」の馬だった。海外馬を評価する際は、「6歳以上」の馬を重視すべきだろう。


S4
 

同年のJRAの重賞で優勝経験のある馬が中心!

同年のJRAの重賞において優勝経験のなかった日本馬は、3着内率10.8%と低調な成績に終わっていた。日本馬の比較においては、同年のJRAの重賞における優勝実績がひとつのポイントと言えそうだ。


S5
 

なお、同年のJRAの重賞において優勝経験があった日本馬のうち、そのレースを単勝3番人気以内で制していた馬は3着内率39.0%と、より優秀な好走率をマークしていた。同年のJRAの重賞ウイナー同士を比較する際は、上位人気の支持に応えて勝った馬を重視してみたい。


S7
 

同年の高松宮記念に出走していた馬は割り引き!?

過去10年のスプリンターズSで優勝を果たした日本馬7頭中、2009年のローレルゲレイロを除く6頭は、同年の高松宮記念に出走していない馬だった。また、同年の高松宮記念に出走していた日本馬の好走率は、すべてのカテゴリーで出走していなかった日本馬のそれを下回っている。春のスプリントチャンピオン決定戦である高松宮記念に出走していた馬はそれほど信頼できず、むしろ出走していなかった馬の方が好成績というのは興味深い傾向だ。


S7
 

なお、同年の高松宮記念に出走経験があった日本馬のうち、そのレースで「3着以下」に敗れていた馬は3着内率4.3%と、より低調な成績に終わっている。同年の高松宮記念で3着以下に敗れていた馬が、このレースで上位に食い込む可能性は高くないと見るべきだろう。


S8
 

近年はサマースプリントシリーズ経由の馬が好成績!

サマースプリントシリーズが行われるようになった2006年以降の3着以内馬18頭中、2010年1着のウルトラファンタジー(前走:シャティンヴァーズ)、同年2着のキンシャサノキセキ(前走:高松宮記念)、同年3着のサンカルロ(前走:京成杯オータムハンデキャップ)を除く15頭は、前走でサマースプリントシリーズ対象レース(函館スプリントS、アイビスサマーダッシュ、北九州記念、キーンランドC、セントウルS)のいずれかに出走していた馬だった。今年もまずはサマースプリントシリーズ対象レースから臨戦してくる馬に注目したいところだ。


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なお、前走がサマースプリントシリーズ対象レースだった馬のうち、そのレースで「3着以内」に好走していた馬は3着内率39.1と、より優秀な成績をマークしていた。サマースプリントシリーズを経由して参戦する馬同士を比較する際は、そのレースでの着順が良かった馬を素直に評価したい。


S10