9月23日(日) 中山11R 産経賞オールカマー(GⅡ) 芝2200m
【過去10年のデータから(JRA)】
秋のビッグレースを目指すトップホースたちの競演!
「第58回 産経賞オールカマー」
この時期に開催されるJRAの重賞の大半は秋のGI 戦線に向けたステップレースだが、この産経賞オールカマーも天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念といった古馬中長距離GI 戦線の前哨戦と位置づけられている一戦だ。近年はGI ウイナーの参戦も多く、注目度や重要度はますます高まっている。伝統の一戦を制し、ビッグタイトルに王手をかけるのはどの馬だろうか。今回は新潟競馬場・芝2200mで行われた2002年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通する傾向を分析してみよう。
前走の距離に注目!
過去10年の優勝馬10頭は、いずれも前走で「2000~2200m」のレースに出走していた馬だった。一方、前走が「2000m未満」や「2300m以上」だった馬は、好走率の面でも前走で「2000~2200m」のレースに出走していた馬のそれを下回っている。前走の距離が、今回の距離(2200m)と大きく異なる馬は割り引きが必要だろう。
前走のグレードが高い馬ほど好成績!
前走の条件別成績を前走が「JRAのGI・JpnI」・「JRAのGⅡ・JpnⅡ」・「JRAのGⅢ・JpnⅢ、J・GⅢ」・「その他のレース」だった馬の4区分に分けて集計したところ、連対率や3着内率は前走で上位のグレードのレースに出走していた馬ほど高かった。臨戦過程を比較する際は、前走で格の高いレースに出走していた馬を重視したいところだ。
「4コーナー3番手以内」が優勝の必須条件!?
中山競馬場・芝2200mで開催された年(2003~2011年)の優勝馬9頭は、いずれも4コーナーを「3番手以内」で通過した馬だった。2着馬や3着馬の数はそれほど多くないものの、4コーナーで先団につけた馬の方が勝ち切る可能性は高いと見るべきなのかもしれない。
「中山・芝」や「芝2200m」に実績のある馬を狙え!
中山競馬場・芝2200mで開催された年(2003~2011年)は、中山・芝コースで行われたJRAの重賞、オープン特別、1600万下で優勝経験のある馬が、3着内率31.8%と優秀な成績をマークしていた。やはり今回と同じ中山競馬場の芝コースに実績のある馬は好走する確率が高いようだ。
また、同じく中山競馬場・芝2200mで開催された年は、芝2200mのJRAの重賞、オープン特別、1600万下で優勝経験のある馬も、3着内率60.0%と大変優秀な成績をマークしていた。中山・芝を得意としている馬だけでなく、芝2200mのレースに実績のある馬も要注目と言えるだろう。
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